髪のボリューム不足や、ぺたんこになってしまう髪にお悩みをもつ女性も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
ぺたんこ髪には髪質も大きく関わっていますが、ヘアケア方法を見直すことで改善に向かうことができます。
今回は、ぺたんこ髪になってしまう原因や対処方法をご紹介します。
ぺたんこ髪になってしまう原因とは

ボリュームのあるふわふわとした髪の毛に憧れる人も多いのではないでしょうか?髪のボリュームを出そうと思ってカーラーやアイロンを使用しても、気が付いたらぺたんこになる方もいると思います。
なぜ髪はぺたんこになるのか。ぺたんこ髪になる理由は、髪質や外的要因などが多いようです。
まずは原因を知ることが、対策の一番の近道となるはず! 対処方法を紹介する前に、どうして髪がぺたんこになってしまうのかを解説します。
髪質に原因がある
ぺたんこ髪になってしまう原因の一つは、髪質です。持って生まれた髪質として、髪が細かったり皮脂が多いタイプの人は、髪がぺたんこになりやすいです。
元々は太くコシのある髪質だったという人でも、加齢などの原因によって髪質が変化することがあります。また、何らかのダメージによって頭皮環境が悪くなることにより、髪質が細くなってしまうことも考えられます。
外的要因でぺたんこになることも
髪質に問題がなくても、頭皮の皮脂や汗などで髪がぺたんこになってしまうこともあります。
頭皮のトラブルは、シャンプーの余洗いが十分でなかったり、正しく頭皮を洗えていないことや、食生活に問題があることなどから生じやすいです。きちんと洗えていたとしても、髪の乾かし方がよくない場合などに髪がぺたんこになることもあり得ます。
ぺたんこ髪対策!ヘアケアを見直してふっくら髪に

持って生まれた髪質や外的要因などを知って対処すれば、ぺたんこ髪をふっくらボリュームアップさせることができます。
加齢やダメージ、生活習慣などで変化する髪質。昔はハリコシがあったのに、気が付いたら細くなっていたり、頭皮が脂っぽくなっている。髪や頭皮が変化しているのに、ずっと同じヘアケア方法を続けていませんか?
ぺたんこ髪の原因を知って、髪や頭皮の変化に合わせたヘアケア方法を見直してみましょう。
①シャンプーを見直す

頑張ってセットしてもすぐに髪がぺたんこになってしまう人は、今使っているシャンプーが自分の髪に合っていない可能性があります。
例えば洗浄力が強すぎるシャンプーだと、本来必要な皮脂まで落としてしまい、皮脂の過剰分泌を起こすことがあります。適度な皮脂は頭皮の保護に必要なため、不足することで乾燥を引き起こします。
乾燥を回復しようとさらに余計な皮脂を分泌してしまうため、結局悪循環になってしまうのです。
ぺたんこ髪だけではなく、髪や頭皮の健康にも重点を置きながらシャンプーを選ぶことがおすすめです。
おすすめのシャンプーは「ノンシリコン」や「アミノ酸系」
髪質や頭皮環境改善におすすめのシャンプーは、「ノンシリコンタイプ」「ヒアルロン酸配合」「アミノ酸系」のシャンプーです。
ノンシリコンタイプのシャンプーは、シリコン成分による重さで髪がぺたんこになることを防げます。
髪とおなじ成分であるアミノ酸で洗うことによって、髪の栄養を補いつつ優しく髪や頭皮を洗えます。
ヒアルロン酸などの成分が入っていることで、髪や頭皮の保湿をしながら洗うことができます。
②髪の洗い方を変える

シャンプーに髪や頭皮にいい成分がたくさん含まれていても、正しい使い方をしなければその効果を存分に得ることはできません。頭皮や髪の汚れを十分に落とし切れていなかったり、シャンプーやトリートメントのすすぎ残しがベタつきの原因になることがあります。
シャンプーを変えても効果が分からない場合は、髪の洗い方を見直してみましょう
すすぎによる予洗いが重要!
シャンプーの泡立ちや、洗い上がりを大きく左右するのは、最初に髪をシャワーで流す「すすぐ」という工程です。
最初にきちんとすすいで予洗いできていれば、その時点で汚れの7割以上が落ちると言われています。ただし、頭に普通にシャワーをかけるだけでは頭皮や奥の方の髪までしっかりすすげていません。
髪をかきわけて指で軽く洗うようにしながら、しっかり頭皮に水分を含ませてすすぎましょう。
シャンプーは「髪」より「頭皮」を洗う気持ちで
シャンプーは手のひらに取った後そのまま頭につけるのではなく、一度手のひらで泡立ててから髪につけていきましょう。
シャンプーは直につけると頭皮に負担がかかりやすいですが、泡立ててから乗せると適度な洗浄力で洗うことができます。そして、指の腹を使って頭皮をマッサージするように全体を洗いましょう。
髪を擦り合わせるとキューティクルに傷がつくので、あくまで優しく頭皮を重点的に。その後、すすぎ残しがないようにしっかりとシャワーで流します。
トリートメントは「髪」にしかつけないように
シャンプー後は、軽く全体の水気を切ってから、毛先から重点的に塗布していきましょう。
トリートメントは頭皮に直につける必要はないため、頭頂部から伸ばしていくのではなく毛先から先に塗っていきます。髪の長さに応じて、全体にしっかりいきわたるようにたっぷり使いましょう。
トリートメント後は、ぬるつきが残らないようにしっかりすすぐことが大切です。
③髪の乾かし方を変える

ドライヤーは髪の内側までしっかり温風があたるように、指を頭皮にあてて髪を動かしながら乾かします。
乾きにくい根元の部分は風を当ててしっかりと、毛先は余熱で乾かすイメージでドライヤーをかけましょう。このとき、トップの髪を持ち上げながら根元をしっかり乾かしていくと、髪がぺたんこになりにくいです。
汗をかきやすい夏場などは特にしっかり乾かしておかないと、雑菌の繁殖やにおいの原因になります。自然乾燥をさせてしまうと髪にボリュームが出ないため、シャワー後はできるだけ早くドライヤーで乾かしましょう。
タオルでしっかり水気をふき取って
タオルドライは、決してこすらないようにしましょう。
頭皮から優しくふいて、髪はタオルで挟み込むようにします。「拭く」のではなく「タオルに水分を吸い取らせる」イメージです。
ヘアケア習慣を変えてぺたんこ髪解消

ぺたんこ髪には髪や頭皮のダメージなどが関係していますが、ヘアケア方法や生活習慣を見直すことで改善に向かわせることができます。
まずは、自分に合った質のいいシャンプー選びや髪の乾かし方などに着目して、ぺたんこにならない頭皮から美しい髪を目指しましょう。