切れ毛や枝毛、どうケアすればいい?原因と対策を解説

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日頃から髪に気を遣っているはずなのに、切れ毛や枝毛を見つけると気分が落ち込みますよね。ここでは切れ毛や枝毛ができる原因と、その対処法について解説します。髪のダメージを悪化させないために効果的なケア方法もご紹介。

好きな髪型を楽しみながら、正しいお手入れで健康的な髪を育んでいきましょう。

目次

切れ毛と枝毛の原因

切れ毛とは傷んで弱った髪が何らかの刺激を受けて横に裂けた状態です。枝毛とは毛先が二股や三股に裂けてしまった状態です。どちらも傷んで弱った髪によく起こります。では、なぜ切れ毛や枝毛は起こるのでしょうか?その原因を解説します。

キューティクルが剥がれているから

健康な髪の表面にはキューティクルがきれいに連なっており、保護膜のように髪を刺激から守っています。そのため、少しばかり刺激を加えたとしてもすぐ切れ毛にはなりません。キューティクルのおかげで、髪の強度と柔軟性が保たれているのです。

しかしカラー剤やヘアアイロンなどで何度もダメージを受けた髪は、キューティクルが剥がれ落ち、強さもしなやかさも失われた状態。そうなると、ちょっとした刺激にも耐えられず切れ毛や枝毛になってしまいます。

髪の栄養が流れ出たから

髪の内部にはタンパク質や水分が含まれており、髪の外側にキューティクルがコーティングされることで、髪をダメージから守ってくれています。そのため、ダメージが続くと内側も外側も髪はボロボロに。髪の栄養が流れ出て、弱々しくパサついてしまうのです。

細い髪や柔らかい髪は特にダメージに弱く、切れ毛や枝毛になりやすい傾向があります。

切れ毛や枝毛を見つけた時の応急処置

切れ毛や枝毛になるということは、かなり髪の毛にダメージを受けているということ。ヘアパックなどでケアをしても、すでに傷んでいる部分の完全修復は簡単ではありません

切れ毛や枝毛を見つけたら、応急処置として傷んだ部分を自分で切るという方法があります。セルフカットの場合に気をつけたいのが、ハサミ選び。いわゆる文房具のハサミを使うと、切った断面から傷みが悪化することがあるのです。少し面倒でも、ヘアカット用のハサミを用意しましょう。

あくまで応急処置なので日頃からのヘアケアが大切です。

切れ毛と枝毛を防ぐ3つのケア

切れ毛や枝毛を繰り返さないためには、日頃行う髪全体のお手入れがとても大切です。そこで、自宅のヘアケアで心がけたいポイントを3つご紹介します。

髪と頭皮に潤いを与えるシャンプーを選ぶ

髪が傷みやすい人は、洗浄力よりも保湿力でシャンプーを選ぶのがおすすめ。

洗浄力が強いと、汚れと一緒に必要な皮脂まで洗い落としてしまう心配があるので、髪のパサつきやダメージがよりひどくなることも。アミノ酸系のシャンプーは、髪や頭皮への刺激が比較的弱く、保湿性の高いものが豊富。汚れを落とすだけでなく髪に潤いを与えて、なめらかな指通りとツヤを生む効果が期待できます。

洗い流さないトリートメントで髪を保護する

近年注目されている洗い流さないトリートメントは、名前の通りお湯ですすぎ流す必要がありません。そのため、髪に与える栄養を流さずに済むというメリットがあります。

使用前には、髪と頭皮の水気をタオルでよく吸い取ることが大切。その後、適量を毛先から髪全体に伸ばしてドライヤーで乾かします。ドライヤーの熱から髪を守る役目も果たしてくれますよ。

毛の流れに沿ってドライヤーをかける

ドライヤーは風の向きに気をつけましょう。キューティクルは根本から毛先に向かって魚のうろこのように連なっています。そのため、ドライヤーも毛の流れに沿って風を当てるのが正しい使い方。最後に冷風でキューティクルを引き締めるのもポイントです。

根本からドライヤーをかけてブローした髪はまとまりがよく、ツヤも生まれます。逆に下から温風を当てると、髪を傷めて栄養分が逃げやすくなってしまいます。

髪のダメ―ジを進める3つの悪習慣

髪のお手入れは毎日のことなので、自分のやりやすい方法が定着していますよね。しかし間違った自己流ケアを行うことで、髪を痛める原因になることも。さらにストレスや食生活も髪に影響を与えるのだとか。

この章では、特に髪のダメージにつながりやすい3つの習慣についてまとめました。

シャンプーやタオルドライ時に、髪を丁寧に扱っていない

髪が乾いているとキューティクルは閉じており、髪をしっかり守ってくれます。しかし髪に水が浸み込むとキューティクルは内部から押し上げられ、開いてしまいます。髪が濡れてキューティクルが開いた状態では、摩擦などのダメージが髪の内部に直接届いてしまう事態に。

つまり、髪を洗って乾かすまでの間は、ダメージを受けやすいのです。

シャンプーやタオルドライの時、髪同士を擦り合わせていませんか?

シャンプーをする時は、マッサージのように頭皮を揉みほぐしながら泡立て、地肌を洗うイメージで汚れを落とします。シャンプー前にお湯で髪をすすぐ「予洗い」を2分ほど行うと、泡立ちが良くなりますよ。タオルドライする時は、両手に持ったタオルで髪をやさしく挟むように乾かすと、髪同士の摩擦を減らすことができます。

同じ箇所に熱を当て続ける

髪を守るキューティクルは、ドライヤーなどの熱に弱い性質を持っています。ところが熱に弱いからと言って濡れた髪を自然乾燥させると、キューティクルが閉まるのが遅くなり、髪がダメージを受けやすくなるので良くありません。

開いたキューティクルを早めに閉じるために、お風呂上りにドライヤーは必要です。

熱によるダメージを少しでも減らすため、ドライヤーの使い方を解説していきます。

髪を乾かす際、同じ箇所に温風を当て続けるという間違ったやり方をしていませんか?

ドライヤーを使う時は、ドライヤーを小刻みに動かして髪全体に風を送り込みましょう。また、吹き出し口と髪の距離を20cmほど離すと髪焼けを防げます。スタイリングする際にはヘアアイロンやホットカーラーも便利ですが、髪のダメージにつながるため毎日の使用はあまりおすすめできません。

髪の紫外線対策をしていない

人工的な熱に加えて、日光や紫外線の刺激にもキューティクルは弱いものです。
髪のUV対策をしていますか?

髪を覆うものが何もないと、紫外線のダメージをダイレクトに受けてしまいます。紫外線が強い春から秋口にかけて、髪用の日焼け止めを使うなどしてみましょう。ただしオイルタイプの日焼け止めは、髪を乾燥させる可能性が高いので避けるのが無難です。

早めの処置と正しいケアで切れ毛や枝毛を減らそう

切れ毛や枝毛の応急処置方法と、髪にやさしいケアについて解説しました。

髪をいたわりながらお手入れを続けると、徐々に健やかな状態に変わってくるものです。髪に自信が持てると、気分も上向きになりますよね。

切れ毛や枝毛といったトラブルとも上手に付き合いながら、髪のおしゃれを楽しみましょう。

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