髪の乾燥でくせ毛が広がる・うねるのはなぜ?その原因と対策

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空気が乾燥してくる時期になると肌だけでなく髪も乾燥しやすくなります。髪がパサついてくると広がりやうねりが目立ち困った経験はありませんか。

湿気が多い時期に髪のくせが出やすくなるというケースが多いのですが、乾燥が原因でも髪がまとまりにくくなります。

今回は、髪の乾燥でくせ毛が広がったり、うねったりする原因と対策について解説していきます。

目次

くせを悪化させる主な原因はダメージと水分バランスの乱れ

しっかりスタイリングしたつもりでも時間の経過と共に出てくる広がりやうねり。くせ毛は湿気だけでなく、髪が乾燥することでも発生することを知らない方も多いのではないでしょうか。

なぜ乾燥した髪はくせ毛を発生するのか、その原因について解説します。

髪の水分バランスの乱れ

湿気が多くても乾燥しても髪のうねりや広がりが悪化する理由は、髪内部の水分バランスが乱れているからです。直毛と比べてくせ毛は水分による影響を受けやすい性質があります。髪内部はタンパク質と水分で構成されています。

直毛は水分がバランスよく整っているのに対して、くせ毛の場合は水分バランスが乱れているため、水分量が多い箇所と水分不足の箇所が点在している状態です。

そのため、湿気が多いときは水分量が不均一に増え、逆に乾燥しているときも水分量が不均一に減り、毛髪内部の水分バランスが乱れて広がりやうねりを発生させてしまいます。

パーマやカラーによる髪のダメージ

パーマやヘアカラーを頻繁に繰り返していると髪にダメージが蓄積されて乾燥が進みます。パーマやヘアカラーは、髪表面をコーティングしているキューティクルをこじ開けてその内部に薬剤を浸透させます。

パーマやヘアカラーのの施術を行うたびにキューティクルが開くため、髪内部にある水分や栄養分が流れ出ています。

水分や栄養分が流れ出してしまった髪は、水分バランスが大きく乱れてしまい、空気中の水分量に影響されてうねりや広がりが起きます。

ヘアオイルの使用

ヘアオイルを髪に塗布すると髪がうるおってまとまりやすくなったように感じることから、乾燥やダメージ対策にヘアオイルを使っている方も多いのでなないでしょうか。

しかしヘアオイルは髪のダメージを進めてしまうということをご存知でしょうか。ヘアオイルはドライヤーの熱を吸収しやすいため髪の温度が高温になりやすいです。熱は髪のキューティクルをボロボロにして、髪の乾燥を進めます。

うねりや広がり、ダメージを抑えるためという目的でヘアオイルを使い続けると、乾燥やダメージをどんどん悪化させるという悪循環に陥ります。

何も対策しないのは危険!乾燥を放置するとダメージが加速する

以前は気にならなかった広がりやうねりが目立ってきたら、髪が乾燥している可能性が高いでしょう。

何も対策をとらないままでは、ダメージが深刻化するため注意が必要です。乾燥を放置した場合、どのようなダメージが起きるのか説明します。

枝毛や切れ毛の発生

髪がパサつきやすくなる湿度の目安は「60%以下」です。湿度が低下する秋冬のシーズンは、髪がさらに乾燥しやすい環境となり、ダメージケアをせずに放置すると髪の水分や栄養分の流出が加速します。

ダメージが進行すると、うねりや広がりだけでなく枝毛や切れ毛が発生します。

頭皮トラブルが出てくる

乾燥によるダメージは、髪だけでなく、髪が生えてくる土台となる頭皮も気を付ける必要があります。

肌が乾燥して粉を拭いた経験はありませんか。頭皮でも同じで、頭皮のうるおいを保っている角質層が剥がれてきて、フケやかゆみといったトラブルを引き起こします。

さらに頭皮の乾燥が進むと、頭皮の血流が悪化して栄養が十分届かず健康な髪の毛が生えにくくなります。

乾燥によるうねりや広がりを抑えるヘアケアと対策

髪や頭皮のダメージが深刻化すると、さまざまなトラブルが起こることを解説しました。

トラブルが起きる前に、髪と頭皮の乾燥対策を行うことが大切です。乾燥対策ができるヘアケアと、 燥が原因のうねりと広がりの対策方法をご紹介しますので、取り入れてみてください。

シャンプーを見直す

髪と頭皮の乾燥を進める原因は空気の乾燥や、ダメージヘアだけではありません。毎日のシャンプーにも乾燥を進める原因があるかもしれません。

強い洗浄力を持つシャンプーは頭皮や髪の汚れを落としてくれますが、髪と頭皮に必要なうるおいまで洗い流してしまいます。髪と頭皮への負担が少なく、頭皮をしっかり洗うことができるアミノ酸系の洗浄成分を使ったシャンプーがおすすめです。

ヒアルロン酸入りのヘアケア製品を使う

乾燥している髪はうるおいが不足しているため、シャンプーやトリートメントなどのヘアケアグッズからうるおいを補給します。

髪にうるおいを与えてくれる成分はいくつかありますが、特におすすめしたいのがヒアルロン酸です。
ヒアルロン酸はうるおい効果の高いスキンケア製品にもよく使われている成分で、髪のうるおい対策にも効果を発揮してくれます。

ヒアルロン酸自体に高い保水力があるだけでなく、空気中の水分を取り込んでくれる働きもあるため、髪内部の水分量を一定に保つよう働いてくれます。保水効果も長続きするため、乾燥によるうねりや広がりを抑えてくれるでしょう。

ドライヤーの使い方に注意する

うねりや広がりが気になると、ドライヤーを使ってクセを伸ばそうとしますが、ドライヤーを必要以上に使うと髪の乾燥が加速します。髪を傷めないように髪を乾かすには、以下の点に注意してください。

  • しっかりタオルドライする
  • 髪を熱から守るスタイリング剤を使う
  • 髪をブロック分けして乾かす
  • ある程度乾いたら冷風で仕上げる

髪を触ったときにしっとりしているなと感じても、指に水分が付かない場合は髪がしっかり乾いている状態です。まだ湿っていると判断し、必要以上に乾かさないように気を付けましょう。

行きつけの美容院で相談する

あなたの髪質や髪の状態をよく理解している行きつけの美容師さんにうねりや広がりについて相談してみるのもひとつの手です。髪のプロとして適切な対策を提案してくれるはずです。

カットで抑える

ヘアスタイルによって広がりやうねりが目立ちやすくなるため、カットでくせが目立ちにくいヘアスタイルにしてもらうのも手段の一つです。レイヤーや段、毛量を調整することで広がりやうねりが抑えられます。

縮毛矯正は要相談

うねりや広がりを抑える手段として縮毛矯正がありますが、担当の美容師さんとよく相談してから施術することをおすすめします。なぜなら、縮毛矯正は髪に多大なダメージを与える施術だからです。施術後は一時的に広がりやうねりが落ち着いても、髪が傷んでいるとすぐにまとまりにくくなります。

乾燥サインを見逃さない!適切な対策でくせを抑えよう

広がりやうねりが目立ってきたときは、髪が乾燥しているサインです。乾燥をそのまま放置してしまうとダメージが深刻化する恐れがあるため、乾燥を防ぐヘアケアを取り入れましょう。

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