本気で腸活したいなら続けられるバナナがおすすめ!

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近頃、美容や健康を維持するために腸の健康が大切ということがさまざまなメディアで取り上げられています。
腸活の重要性を理解し、自分なりの方法でいろいろと試してみるものの、続かない、上手くいかずに悩む方が少なくありません。
腸活は、自分に合った方法を継続することが成功のポイントです。

そこで、誰でも続けやすい腸活として、日本初の便秘外来を順天堂大学に開設した腸のスペシャリスト、小林弘幸さんが書いた本「腸を整えたければバナナを食べた方がいいこれだけの理由」を紹介します。

目次

腸の健康を整える重要性を理解しよう

美容や健康と腸の健康は密接に関係しています。
それは、腸が食べたものを消化吸収するだけでなく、全身の臓器と繋がり心と身体の健康を司っていることが最新の研究で判明したからです。
また、腸には免疫機能の7割が集中しているので、腸内環境の乱れが肥満や認知症老化などの原因になり得るのです。

さらに、腸は脳「第二の脳」と呼ばれ心の健康とも関連が深いのです。
なぜなら迷走神経と呼ばれる神経が、腸と脳と繋がっていて、互いに連絡を取り合っているためです。
近年はメンタルの不調に悩む方も多いのですが、うつ病の患者を調べてみると便秘や下痢症状に悩む方が多いことが分かりました。

心と身体の健康にこれだけ大きな影響を与える腸内環境を健康に保つことが重要だと考え、さまざまな腸活方法を研究した結果、たどり着いたのがバナナ腸活です。

どんなに良い腸活方法だとしても続けられなくては意味がありません。
忙しい人でも続けやすい1日2本バナナを食べる腸活について詳しく説明します。

バナナの凄すぎる腸活パワー3選

バナナには腸活を強力にサポートしてくれる3つのポイントがあります。

  1. 腸活の二刀流 ハイパー食物繊維が豊富
  2. 善玉菌が増えて痩せ体質になれる
  3. 腸を元気にするフラクトオリゴ糖が豊富

それぞれのポイントについて詳しく解説します。

腸活の二刀流 ハイパー食物繊維が豊富

バナナには「レジスタントスターチ」が豊富に含まれています。
食物繊維には、不溶性と水溶性の2種類があり、どちらもバランスよく摂るのが腸内環境を整えるのに効果的。
バナナに含まれているレジスタントスターチはハイパー食物繊維と呼ばれ、不溶性と水溶性の機能を持ち合わせているので、善玉菌が住みやすい環境をつくり、善玉菌を元気にしてくれるのです。

腸内環境を整えるためには、食事が大切。数は100兆、重さ1.5kgあると言われている腸内細菌は、腸内での働きに応じていくつかの種類に分かれます。
腸の健康にとって良い菌もいれば悪い菌もいるので、悪玉菌の増殖を抑えて乳酸菌や麹菌といった善玉菌を増やす発酵食品を食べるのが理想です。

しかし、腸に良い発酵食品には個人差があります。
ヨーグルト、味噌、ぬか漬けが効く人もいれば、そうでない人もいるので、自分の体調の変化に耳を傾け、複数の発酵食品を食べることがポイントです。

善玉菌が増えて痩せ体質になれる

腸内の善玉菌は短鎖脂肪酸を生み出してくれるので、善玉菌が増えると痩せやすい体質に近づけます。
短鎖脂肪酸が痩せやすい体質に導くのは、以下の3つの要因があるからです。

  • 身体の脂肪組織に作用して脂肪を取り込まないように指令を出す
  • 「GLp-1ホルモン」を分泌して満腹感を与える
  • 体温や心拍を上げて基礎代謝が上がる

カロリーが高いと思われがちなバナナですが、1本93キロカロリーでご飯1杯よりも低く、脂質は100g中0.2g、GI値(食後の血糖値)が低いので血糖値の急上昇を抑えてくれるのでダイエットに最適。
甘みがあるのにGI値が低いのは、食物繊維やレジスタントスターチが消化吸収を緩やかにしてくれるからです。
また、バナナには身体のエネルギー源になるビタミンB1が豊富なので、痩せやすい体質づくりに効果的
さらに、甘いものを食べたい欲求を満たせるバナナは腸活にもなり一石二鳥です。

腸を元気にするフラクトオリゴ糖が豊富

バナナの甘みの正体はフラクトオリゴ糖で、消化吸収されず、そのまま大腸までたどり着くのが特徴
腸内環境を良くする善玉菌の餌となり、善玉菌を増やして腸内環境を改善するのにとても効果的です。
しかも、分解されず大腸に届くので摂取後の血糖値上昇を防ぎ、糖を脂肪として溜め込むインスリン分泌への影響もありません。

腸が元気になるとアレルギー症状の改善も期待できます。
フラクトオリゴ糖の働きで増えた酪酸菌が、全身の炎症を抑えてくれるTレグ細胞を増やすので、花粉症などのアレルギー症状を和らげる効果が期待できます。

腸内環境が整えば肌もきれいに。
腸内環境が乱れると腸内で発生した有害物質が血液によって全身に巡り肌トラブルが発生するからです。

腸活パワーを高めるバナナの選び方と食べ方

腸活に適したバナナを選ぶことと食べるタイミングが腸活の効果を左右します。

バナナは一日2本

健康な男女20人を使って実験したところ、一日に2本のバナナを食べるグループは、下記の効果が見られました。

  1. 腸内環境が改善
    お腹がすっきりして快適な便通が増え、心身の様々な健康効果

2.自律神経が活発に働く
 よく眠れてすっきり起きられるようになる。日中も活発に活動できるようになる

3. 気持ちの面で変化を実感
 気分が改善し何もしなくても幸せな気持ちでいられる穏やかな気分が続く。
 ストレス改善効果

バナナ腸活のパワーを最大限引き出すバナナの選び方

腸活に適したバナナとは、茎の部分に緑が残っているグリーンチップ。
グリーンチップはレジンスタントスターチの含有量が豊富ですが、成熟に連れて含有量が減少してくるからです。
普通のバナナでも腸活に役立ちますが、効果的な腸活をするならグリーンチップを選びましょう。

とはいえ、1日2本食べるためには、ある程度のストックが必要です。
しかし、グリーンチップを見つけても翌日はすぐに黄色に。
そこで、購入後すぐに袋から取り出し、1本ずつ新聞紙にくるんで野菜室に入れるのがベストな保存方法です。

バナナを食べるのに適したタイミング

食事の前にバナナを食べるバナナファーストで朝と夜に食べるのがおすすめ。
バナナを食事の前に食べるだけで適度な甘みで満足感を得られ食欲と食後の血糖値の上昇も抑えられます。
また、満足感を得る、血糖値の上昇を抑えるまである程度時間がかかるので、理想は食事の20~30分前に食べることです。
皮をむくだけで手軽に食べられるので、バナナファーストは取り入れやすいのが特徴です。

バナナ腸活の注意点

食べるタイミングを気にしすぎると続けられなくなるので、自分のライフスタイルにあわせて取り入れやすい時間に行うのがおすすめです。

例えば、バナナを食べると運動中も素早く、持続的にエネルギー補給できるので運動前に食べるのも適しています。
また、脳のパフォーマンスを向上させるおやつにも最適。
集中力が切れるのがエネルギー不足が原因ですが、甘いものを食べると血糖値の急上昇で脳のエネルギー不足が起こるリスクがあるからです。

楽しくバナナ腸活を続けるためには、無理をしないこと、気にしすぎないことが大切。

無理をしない

効果には個人差があり自分の身体に合わないこともあることを覚えておきましょう。
自分の身体の声にしっかり耳を傾け、体調がすぐれないときは無理して続けないことです。 

忘れた日があっても気にしない

一日2本という習慣を紹介していますが、食べられない日があっても気にしないことです。
食べ忘れがストレスや腸活の中断とならないように、おおらかな気持ちで取り組みましょう。

続けられるバナナ腸活で健康な心と身体に

心と身体の健康のためには腸内環境を整えることが大切です。
しかし、続けられる腸活でなければ、腸内環境を良好に保てなくなります。
そこで、誰もが続けやすいバナナ腸活がおすすめです。
自分のライフスタイルに合わせたバナナを1日2本食べる腸活で、腸を健康にしましょう。

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