五月病に打ち勝とう!和食で心を整えメンタルデトックス

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五月病になるとやる気がなくなり、何に対しても意欲的に取り組むことが難しくなります。
単なるメンタルだけの問題のように思えますが、そうではありません。
私たちのメンタルには食事が大きく影響しています。
本記事では和食によるメンタルへの影響について詳しく解説いたします。

目次

食事とメンタルは深く繋がっている

食事とメンタルには深い関係があります。
日本におけるうつ病患者は増加傾向にあり、今では20人に1人は発症していると言われています。
現在の治療法といえば心理療法が中心に行われてきました。

心理療法はメンタルの回復において効果的ではありますが、それだけでうつ病が改善しない方がいるのも事実。
そこで海外では、心理療法の他に食事療法や運動療法について目が向けられました。
海外の研究では、うつ病の発症に食生活や運動が深く関係していることが明らかになっています。

より具体的に説明をすると、私たちの食生活は年月が経過するに連れて、加工食品を中心にしたものへと変化していきました。
自然食材も摂取してはいますが、コンビニやスーパーに加工食品が多く並ぶようになったのは間違いありません。

この加工食品がうつ病に影響を及ぼしていると考えられています。
加工食品が悪いのではなく、加工食品を中心にした食生活をすることで、一部の必要な栄養素が不足してしまうことが問題視されています。
具体的に必要な栄養素について確認していきましょう。

葉酸

葉酸は緑黄色野菜に多く含まれているビタミンの1種です。
体内で色々なものを合成するために使われ、必要量の多い栄養素となっています。

特に不足すると意欲が低下して抑うつ症状を招いてしまうカテコールアミンの生成につながります。
葉酸が加工食品に含まれることはあまりないので、緑黄色野菜を取り入れることが重要だと言えるでしょう。

トリプトファン

トリプトファンはセロトニンの材料となるアミノ酸の一種です。
うつ気分や不安感にはセロトニンが大きく影響しており、不足すると睡眠物質であるメラトニンが作られなくなってしまいます。

必須アミノ酸の一種であるため、効果的に摂取をするようにしましょう。
乳製品や大豆製品に多く含まれています。

鉄分

鉄分が不足すると、疲労感や焦燥感といったうつ症状が現れることが明らかになっています。

レバーやほうれん草などに多く含まれている成分であり、日本人は不足しがちな傾向にあるため注意しなくてはいけません。

メンタルを整えるための食材選びのポイント

メンタルを整えるためには、食材を意識することが欠かせません。
上記でも必要な成分や摂取できる食材については紹介しましたが、それだけを食べることは難しいです。
ここでは私たちが普段摂取することの多い食材に関して、注意するべきポイントについて解説していきます。

穀類

精製度が高い穀類はうつ病に深く影響していると言われているため、食べすぎは控えましょう。
メンタルを整えるためには、穀類の食べすぎはよくありません。

肉類・魚類

良質なタンパク資源である肉類は、メンタルを整えるためには積極的に摂取するべきです。
しかし、ソーセージやハムのような加工肉に関しては、頻度を減らすようにしてください。
もちろん、肉類であるのは間違いないため、必須アミノ酸も含有されています。

しかし、加工される前の肉類の方が含有量が多い傾向にあるため、栄養素を体に効率的に取り入れるという観点からは、ソーセージやハムの摂取はなるべく避けるべきと言えるでしょう。

魚類に関しては、どういったものを選んでも必須脂肪酸であるDHAやEPAが多く含まれているので問題ありません。
魚類自体をそれほど多く食べなくなっている傾向にもあるので、一週間に数回くらいは魚類をメインにした食事を摂取すると良いでしょう。

野菜類

野菜類に関してはなるべく毎日摂取するようにするべきです。
特にうつ病の方は、ビタミンB群が不足しがちな傾向にあるので、ほうれん草や春菊、小松菜、モロヘイヤなどを積極的に選ぶようにしてください。

和食は必要栄養素をバランスよく摂れるからおすすめ

摂取するべき食材がわかったとしても、それを効率よく体に取り入れるための調理法がわからなければ、食事自体が苦痛に感じてしまうかもしれません。
実は和食のメニューの多くは、メンタルデトックスに効果がある栄養素をふんだんに含んでいます。

野菜類は多く使われていますし、肉類や魚に関してもメインのおかずとして登場します。
そして加工食品が使われることはそれほど多くありません。

つまり、和食を中心に食生活を組み立てることができれば、必然と必要栄養素をバランスよく摂取できることになるのです。

食生活を見直して五月病を乗り切ろう!

五月病で悩んでいる方は、食生活を見直すだけで大きく改善が見込めるかもしれません。
和食を中心にした食生活にすれば、今まで不足しがちだった栄養素も積極的に摂取することが可能です。

実家にいるときは和食をよく食べていたけれど、一人暮らしをしてからジャンクフードやコンビニのご飯が多くなってしまったという方もいるでしょう。
もちろん、手軽なのは大事なポイントなので、毎食和食を食べるべきとは言えません。

しかし、一週間のうち何食かを和食に置き換えることができれば、不安定だったメンタルも改善へと向かいます。
五月病やうつ症状に悩んでいる方は、ぜひ試してみてください。

食事と精神的な病の関係について、あまりピンと来る方は少ないかもしれません。
実は、食事と鬱の因果関係についても多くの研究が発表されています。人は化学物質を多く摂取します。

なるべく精製されていないもの、化学的に加工されているものよりも自然なもの、養殖より天然、農薬や有機栽培にも気を配ってみましょう。
ケミカルを取らない生活をしてみると、気分の浮き沈みやイライラする頻度が少なくなったと感じることができるはずです。
食べ物と神経は深く関係しています。

よく動き、正しいものをよく食べ、充実した休息をとりましょう。
私たちレスラーは、とにかくご飯。
パン食を推進するレスラーは一人もいません。
健康に気遣った食事をしっかり食べれば、五月病だけではなく、いかなる病気ともおさらばです。
ご飯と味噌汁を積極的に食べましょう。

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