
髪が膨らんでしまい、なかなかスタイリングが決まらない時がありますよね。
スタイリングして落ち着かせたはずの髪がどうして膨らんでしまうのでしょうか。
スタイリングの良し悪しはその日の気分を左右してしまうくらい、女性にとって大切なもの。
今回は、髪が膨らんでしまう原因や落ち着かせる方法について解説していきます。
髪の毛が膨らむ原因はなに?

髪の毛が収まるようにスタイリングしてもなぜか膨らんでしまう…その原因をいくつかご紹介します。
髪のダメージや乾燥
髪が傷んでいたり乾燥していると、膨らみや浮いてしまうといったトラブルが起こりやすくなります。
乾燥している髪は髪が軽い状態で、浮きやすくなってしまうのです。
また、ダメージや乾燥によって髪を覆っているキューティクルが傷ついていると、髪内部の
水分や栄養分が流出して、髪の芯がまばらにすかすかになってしまいます。
すると、髪が空気中の水分を吸収した時に髪内部の水分バランスが崩れ、膨らんだり浮いたりしてしまうのです。
ヘアカラーやパーマといった施術によるものだけでなく、スタイリングで使用するドライヤーやアイロンなどもダメージを引き起こす要因となるので気を付けましょう。
ヘアカットで髪をすきすぎている
毛量が多い方、髪が膨らみやすい方の中には、少しでも毛量を減らすためにヘアカットですくことがあります。
すくことで髪の膨らみがうまく収まることもありますが、すきすぎはかえって膨らみの原因になることもあります。
ヘアカットの仕方も髪を膨らませている要因の一つなのです。
髪をすくことだけが、もさもさ髪につながるわけではありません。
もさもさ髪は、髪の傷みが主な原因であることが多いので、まずは髪の傷みを疑いましょう。
もさもさ髪でもボリュームダウンさせるヘアケア方法

もさもさ膨らんでしまう髪のボリュームを抑えるためには、普段のヘアケアを見直すことが大切です。
髪の毛を落ち着かせるヘアケア方法をご紹介します。
シャンプーは髪質に合ったものを使う
人それぞれ髪質や毛量は異なりますが、どの髪質にも共通するのは「保湿ができるシャンプーを使う」ということ。
保湿力の高いシャンプーを使うことで、髪の内部を栄養分と水分でしっかり満たすことができます。
潤いに満ちた髪は、湿気や乾燥に負けない健やかでしなやかな髪となり、浮きや膨らみを予防することができます。
保湿力のあるシャンプーの中でも、おすすめはアミノ酸系です。
髪や頭皮と同じ成分のアミノ酸は、優しいながらもしっかりと汚れや皮脂を落としてくれるからです。
さらにヒアルロン酸が配合されているシャンプーなら保湿力が高まるので、ダメージの強い髪も落ち着かせてくれる効果があります。

正しいシャンプーの仕方
・予洗い
シャンプーの前にシャワーで髪や頭皮を濡らすことを「予洗い」と言います。
予洗いにはどのくらいの時間をかけていますか?
シャワーでさっと濡らして済ませてしまう方も多いかと思いますが、地肌と髪の芯までしっかり濡らすには2分程度必要とされています。
また、地肌までしっかり濡らすことで7割程度の汚れを落とすことができます。
さらにシャンプーの泡立ちも変わるので、シャンプー前は入念に予洗いをしましょう。
・シャンプーは地肌で泡立てる
シャンプーは手のひらで泡立てるのではなく、地肌に直接つけて泡立てます。
予洗いがしっかりできていれば、地肌に直接塗布してもきちんと泡立ち、髪全体に栄養分がいきわたります。
泡立たないときは予洗いが足りないか、シャンプーの量が毛量に合っていないことがことが考えられるので、まずは予洗いをしっかりと行い、シャンプーのパッケージに表記された目安の量を手に取るようにしましょう。

アウトバストリートメントを使う
シャンプーやトリートメントを使って髪に栄養分を与えた後、お風呂上りにアウトバストリートメントを使ってお手入れをしましょう。
アウトバストリートメントも、アミノ酸やヒアルロン酸が配合されているものがおすすめです。
ダメージを受けた髪の毛は膨らみやすいため、栄養分や潤い成分をたっぷりと補うことで落ち着きのある髪へと導くことができます。


自然乾燥ではなくドライヤーではきちんと乾かす
「ドライヤーはダメージにつながる」と言われることがありますが、正しく使用すればそのようなことはありません。
逆に自然乾燥のほうが髪にダメージを与えてしまいます。
ドライヤーを使うときは、タオルドライ後、髪をブロッキングして根元から徐々に毛先へドライヤーをあてて乾かしていきましょう。
また、ドライヤーで髪を乾かすときは仕上げに冷風をあてて、髪にこもっている熱を逃がすことで、乾かしすぎによる髪の乾燥を防ぐことができます。

ヘアブラシにこだわる
ヘアブラシにも様々な種類がありますが、
・濡れた髪の毛には目の粗いコーム
・乾いた髪の毛には天然毛のヘアブラシ
がおすすめです。
天然毛のブラシは毛そのものに適度な油分が含まれています。
髪に自然なツヤを与えてくれるので、ダメージを受けている髪の毛を落ち着かせてくれる効果があります。
また、もさもさっと膨らんでしまう髪の毛は乾燥していることが多く、プラスチック製のブラシだと静電気が発生しさらに髪ダメージを強くしてしまうことも。
天然毛のブラシは静電気が起こりにくいため、乾燥している髪や頭皮にさらなるダメージを与えることなく安心してブラッシングできるのもおすすめポイントの一つです。

もさもさ髪もきちんとお手入れすれば落ち着く!

今回は髪が膨らんでしまう原因や落ち着かせるヘアケア方法について解説しました。
普段、自分が行っているヘアケア方法と比較していかがだったでしょうか。
アミノ酸系のシャンプーを使っていない方は、まずアミノ酸系のシャンプーを使うところから始めてみましょう!
あとは正しい方法でシャンプーを行い、ドライヤーのかけ方など日頃のお手入れの仕方を見直すだけでもさもさっと膨らむ髪の毛を落ち着かせることができます。
髪質や季節によって、髪が膨らんでしまうことを仕方がないとあきらめる必要はありません!
お伝えしたケア方法を実践し、膨らまない理想の髪の毛へと導きましょう。

