何気なく毛先を見ていて、枝毛に気づいた経験はあると思います。枝毛を見つけるとショックですよね。枝毛がある髪の毛はダメージがあります。枝毛のない健康でサラサラな髪の毛を保ちたいですよね。
枝毛を予防するためには、髪の毛をどのようにケアすれば良いのでしょうか。枝毛を予防する方法と、枝毛ができてしまった時の対策方法をご紹介します。
枝毛とは?

枝毛とは、髪の毛先が二股~三股に裂けてしまっている状態の髪の毛を指します。枝毛があると髪の毛が傷んでいる印象を与えてしまうため、なるべく枝毛ができないように予防したいですよね。
枝毛にならないためにはどのようにすると良いのか説明する前に、まずは枝毛がどうしてできるのか?枝毛ができるメカニズムと原因を知ることから始めましょう。
枝毛ができるメカニズム

髪の毛は芯となるメデュラを中心に、ハリやコシを導く栄養分と水分で構成されたコルテックスで覆われ、髪を保護するキューティクルによって覆われています。
枝毛は一番表面にあるキューティクルとその内側のコルテックスのダメージが原因で発生します。
キューティクルが剥がれてコルテックス内の水分と栄養分が流れ出てしまうことでハリ・コシを失った髪は、摩擦などの刺激に耐えることができず髪が裂け、枝毛ができてしまいます。
枝毛ができる原因

髪の毛のダメージによってできてしまう枝毛ですが、具体的にはどのようなダメージがあるのでしょうか。ヘアカラーなどの薬剤による刺激、無理なブラッシング、ヘアアイロンやドライヤーによる熱など、さまざまなダメージがあげられます。
他にも紫外線などの外的刺激や老化など、髪へ直接的な負担がかからなくとも、外的要因や内的要因も枝毛の原因と言われています。
枝毛の予防方法

髪の毛に枝毛を見つけると残念な気持ちになりますよね。できれば枝毛がない健康で美しい髪の毛を保ちたいと、思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、一度できてしまった枝毛は治すことは難しいです。できてしまった枝毛に嘆く前に、枝毛ができないように対策して美しい髪の毛を目指しましょう。枝毛の正しい予防方法をご紹介します。
ヘアカラーやパーマを控える

ヘアカラーやブリーチに使われる薬剤は、髪の毛のキューティクルを傷めてしまいます。特にパーマ剤やブリーチ剤など刺激が強い薬剤を用いた施術は、髪への負担が大きいです。
しかしヘアカラーをやめられないという人も多いと思いますので、ヘアカラーやパーマをする頻度を減らすなど工夫しましょう。
丁寧なブラッシング

毎日何気なくしているブラッシングですが、やり方によっては髪の毛を傷めてしまう場合があります。特に髪の毛が濡れている時はキューティクルが開いているため、髪内部へダメージが直接届き、枝毛の原因につながります。
髪の毛が濡れているときに行うブラッシングは、毛先から丁寧にとかすようにしましょう。絡まっても無理やり力を加えて髪を引っ張らないように気を付けましょう。
ドライヤーやヘアアイロンの使い方を見直す

ドライヤーやヘアアイロンの熱は髪の毛にとってダメージを与えることがあります。熱によるダメージはパサつきや広がりだけでなく、枝毛や切れ毛の原因にも。
ヘアアイロンを使う時は必ず髪の毛が完全に乾いてから使うようにしましょう。ドライヤーで髪の毛を乾かす時には同じ部分に長時間あてないようにするなど、工夫することがおすすめです。
日々のヘアケアが重要

髪の毛は一度傷んでしまうと、なかなか自然には元に戻りません。枝毛を予防するために集中ケアができるトリートメントなどのスペシャルケアを取り入れることも良いですが、日常的なヘアケアの見直しが大切です。
健康な髪の毛は健康な頭皮環境から生まれるため、頭皮をしっかり洗うことができるシャンプーに変えてみるのもおすすめです。
おすすめシャンプー
髪と同じ成分のアミノ酸が主成分で、潤いを保持できるヒアルロン酸が高配合されているシャンプーがおすすめです。
洗浄力が強すぎないのにもかかわらず、しっかりと洗うことができるため、頭皮の潤いと健康を守ります。
枝毛ができてしまったら?

毎日のヘアケアを見直して対策していても、いつの間にか枝毛ができてしまうことがあります。できてしまった枝毛は治すことが難しいです。
枝毛を見つけたらどのように対処すれば良いのかわからない人も多いのではないでしょうか。枝毛を見つけた時の正しい対処方法や応急処置の方法を知って、髪のダメージを深刻化させないように注意していきましょう。
枝毛の応急処置

枝毛を見つけたら、ついつい裂いてしまうという人も少なくないでしょう。
しかし、枝毛を裂くことは絶対にやめましょう。枝毛は髪を守るキューティクルが剥がれたことで発生します。キューティクルが剥がれていない部分にまでダメージを与えてしまうことで、再び枝毛ができてしまう可能性が考えられます。
どうしても枝毛が気になる場合は応急処置として毛先を切るなど、なるべく髪に負担がかからない対処をしましょう。
日々のお手入れで枝毛予防を

枝毛ができる原因やメカニズムと、枝毛の予防方法・応急処置方法をご紹介しました。
ついつい見つけると裂いてしまいがちな枝毛ですが、裂いてしまうと髪の健康な部分にまでダメージを与えてしまいます。
できてしまった枝毛を治すことは難しいため、髪の毛にダメージを与えないように毎日のヘアケアやドライヤーなどの習慣を見直して、健康で美しい髪の毛を保ちましょう。