ツヤがありサラサラとした髪質の人を見ると、「私もあんな髪になりたいな」と思うでしょう。
髪質は遺伝の影響もありますが、日々のケアや対策が髪質に影響しています。つまり、ヘアケアを見直せば、なりたい髪質に近づけるかもしれないのです。
ここでは、髪質がいい人の特徴と、理想の髪質に近づくための対策について紹介していきます。
ツヤと手触りがポイント！髪質がいい人の特徴
髪が美しいと、それだけで魅力的な人に見えるものです。髪質のよさを決めるポイントは、ツヤと手触りです。
適度なツヤがある
「天使の輪」という言葉を聞いたことがあるでしょう。天使の輪とはツヤのある髪を表現するときに使われます。ツヤのある髪の毛に光が当たると、頭頂部付近に光の輪が見えることから天使の輪と呼ばれています。
毛先はパサつきや枝毛などのダメージが起こりやすい箇所ですが、頭頂部にツヤが見えるだけでも髪がきれいに見えます。
流れるようなしなやかな質感
すこやかで美しい髪は、キューティクルが引き締まっておりブラシや指を通してもひっかかりがありません。そのような髪質の持ち主の美しさが際立つのがストレートヘアです。
光が均一に反射してツヤが出て、流れるようなしなやかな質感のため、よりいっそうサラサラ感が引き立ちます。
髪質をよくするにはどうしたらいい？きれいな髪をつくるケア
ツヤがあってまとまりのある髪質になるためには、日頃のケアが大切です。きれいな髪をつくるためのケアについて解説していきます。
ブラシやクシの通し方に注意
ブラシやクシの使い方次第で、髪を美しく保てます。朝起きて髪を整えるとき、シャンプーする前などにブラシやクシを使って髪を整えるでしょう。ブラシやクシを使うと、髪のほつれや絡まり、汚れを取ってくれますが、使い方を誤ると髪や頭皮にダメージを与えることになるので注意が必要です。
例えば、髪が絡まっているのに無理に引っ張ってとかすと、髪が切れて枝毛や切れ毛ができます。ブラシやクシを使うときは、毛先からほつれや絡まりを優しくほぐしてから、根元から全体をとかすようにしてください。
頭皮と髪に優しいブラシを
毎日使うブラシは、髪と頭皮に優しいものを選びましょう。ブラシに使われている毛にはいくつかの種類がありますが、ナイロンよりも豚や猪などの毛を使った天然毛がおすすめです。天然毛は髪にダメージを与える静電気の発生を抑えるだけでなく、ブラシの毛に適度なうるおい成分が含まれているため、とかす度に髪にツヤを与えてくれるからです。
シャンプーは質にこだわって選ぶ
髪や頭皮に付着した汚れを落とすために毎日使っているシャンプーは、良質なものを選びましょう。スーパーやドラッグストアなどで販売しているシャンプーは、価格も手頃で香りもよいのですが、選ぶ種類によっては髪や頭皮にダメージを与える可能性があります。
キレイな髪になるには、質の良いシャンプーを選びましょう。ポイントを以下に解説します。
髪と同じアミノ酸で洗う
シャンプーの種類によって使われている洗浄成分が異なります。シャンプーで髪にダメージを与えないようにするためには、アミノ酸系の洗浄成分を使ったシャンプーを選びましょう。
髪の主な成分はアミノ酸です。そのため、アミノ酸系の洗浄成分を使っているシャンプーで髪を洗うと、汚れを落としながら傷んだ部分を補修する効果が期待できます。
保湿成分が配合されている
髪質のよさを決めるツヤを出すためには、うるおい成分が配合されているシャンプーがおすすめです。髪にうるおいを与えてくれる成分にもいろいろありますが、スキンケア製品にも使われているヒアルロン酸は、わずか1gで6,000mlもの水分を保持する高い保湿力を持っています。
ただし、うるおい成分の配合量に注意が必要です。うるおい成分の配合量が少なければ、期待するほどのしっとり感を得られないでしょう。保湿成分がたっぷりと配合されているシャンプーを選べば、洗う度に髪をうるおし適度なツヤを与えてくれます。
頭皮ケアで頭皮の健康をキープ
髪が生えてくるのは頭皮ですので、頭皮をすこやかに保つことが美髪づくりに繋がります。仕事やプライベートで長時間スマホやパソコンを眺めていませんか。同じ姿勢を長時間とり続けることになり、頭皮を中心に肩や周辺の筋肉がこわばり血流を悪化させてしまいます。
その結果、健康な髪の毛が生えにくくなったり、毛穴にゆがみや詰まりが生じてしまったりと、髪のトラブルを招きます。そこで、頭皮マッサージを習慣化し、血流が悪くならないようにしましょう。頭皮マッサージは、指の腹を使い、前頭部、側頭部、頭頂部、後頭部までまんべんなく行うようにするのがポイントです。
洗い流さないトリートメントを使う
お風呂上りに髪を乾かす前に、ドライヤーの熱から髪を守るためにも洗い流さないトリートメントを使いましょう。髪が濡れているとトリートメントが馴染みにくくなるので、タオルドライで髪の水分を優しく拭き取った後に塗布します。
ドライヤーで髪を乾かす
シャンプー後に髪の水気を切ったら、できるだけ早くドライヤーで乾かすことをおすすめします。それは、髪が濡れているとキューティクルが開き、髪がダメージを受けやすくなるからです。
とはいえ、ドライヤーの熱で髪がダメージを受けるため、乾かし方にもコツが必要です。ポイントは、乾かす順番と冷風を使うことです。髪は根元ほど乾きにくいため、根元から先に乾かすことをおすすめします。
また、髪がほぼ乾いてきたら冷風で仕上げてください。冷風によりキューティクルが引き締まり、ツヤが出やすくなるからです。
ヘアケアを変えて理想の髪質に近づこう
美しい髪は毎日のヘアケアの積み重ねによってつくられています。美髪のために行っているつもりのケアが、逆にダメージを与えている可能性も十分あり得ます。
最初のうちは慣れるまで大変かもしれませんが、一度正しいヘアケアが身につけばすこやかな髪を保つのに役立ちます。すぐに実践できるヘアケアがほとんどなので、早速取り入れてみましょう。
