健康的な体とメンタルには和食が欠かせない!理由を徹底解説!

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日本人にとって最も馴染み深い料理が和食です。
はるか昔から現代に至るまで、和食の歴史は積み上げられ続けてきました。
そんな和食は健康的な体とメンタルを作るためには欠かせません。
なぜ、和食を食べることが重要なのか本記事では詳しく紹介いたします。

目次

和食が健康面に与える影響

和食は健康面に大きな影響を与えます。
具体的に和食を食べる、あるいは食べないことでどのように体が変わってしまうのか確認していきましょう。

動脈硬化が起こりづらくなる

和食といえば魚をイメージする方も多いのではないでしょうか。
焼き魚や煮魚など、和食を食べる際には何かしらの魚料理があることが多いです。
昔から和食には魚料理が含まれているのが一般的です。

そのため、日本人には伝統的に魚を多く食べる文化が強くあります。
それによって起こるメリットが動脈硬化の起こりづらさです。

動脈硬化は脳梗塞や心筋梗塞につながる可能性がある恐ろしい病気であり、世界中で多くの方が発症しています。
しかし、日本人の動脈硬化の発症率は決して高くありません。

その理由は魚料理にあります。
魚にはEPAとDHAが多く含まれており、これらには中性脂肪を減らして動脈硬化を抑えるという働きがあります。
日常的にこれらを摂取するという食文化が作られているため、日本人は動脈硬化になりづらいのです。

腸内環境が整う

和食は食物繊維が豊富なため、腸内環境を整える効果もあります。

なぜ食物繊維が豊富なのか、普段食べることの多い、代表的な和食である「お味噌汁」を例にご紹介します。
大豆が原料であるお味噌や、その具剤となることの多い海藻・芋・きのこなどの食材には、食物繊維が多く含まれております。
食物繊維をしっかりと採ることで、私たちの腸内環境は外国人と比べて非常に綺麗なのです。

そして腸内環境は遺伝によっても大きく変化します。
私たちの腸内環境が綺麗なのは、親や祖父母が食物繊維が豊富な食事を中心に食べてきた証拠でもあります。
つまり、日本人全体で見たときに腸内環境が綺麗な理由は、和食を中心とした食文化を築いてきたからなのです。

和食という食文化が当たり前のものとして、私たちの体は作られてきました。
和食を全く食べない生活を送ってしまったら、動脈硬化になるリスクが高まり、腸内環境が荒れてしまいます。

意識はしていないかもしれませんが、私たちが普段から健康でいられる理由の1つには、和食が大きく関係しているのです。

人種によって適した食事は異なる

和食によって健康が保たれると説明をしましたが、これはあくまでも日本人に限った話であり、外国人の場合は必ずしも和食で健康になるとは限りません。

私たちの体は、食文化に適応して進化していきます。
日本人は和食に適した体になっているのです。

日本人の主食はお米であり、食物繊維を多く含んでいます。
食物繊維は消化に時間がかかるという特徴があるので、胃でたくさんの量を貯めなくてはいけません。
そのため、日本人の胃は外国人と比べて消化時間が長いという特徴があります。
より多くの食物繊維を胃に入れて、じっくりと消化ができるようになっているのです。

それに対して外国人の体の構造は異なります。
例えば、欧米人は肉と乳製品が中心の食生活です。
脂肪とタンパク質を多く含んでおり、これらは腸で消化されるため胃から腸に早く届けなくてはいけません。

そのため、欧米人の胃は胃酸を大量に出します。
胃での処理を速やかに終わらせた後に、スムーズに食べたものを腸に送り出せる形へと進化をしました。
腸では脂肪とタンパク質を分解するために、酵素が激しく分泌されています。
これも日本人とは違うポイントです。

他には牛乳に対する耐性も日本人と大きく異なります。
日本や東アジア、東南アジアで暮らしている人たちは、牛乳の分解が苦手な傾向にあります。
しかし、欧米人は牛乳の消化が得意です。

このように人種によって適した食事は異なります。
日本人は当然ですが、和食に適した人種となっているのです。

和食とメンタル面の関係

和食はメンタルにも大きく影響しています。
具体的にどういった理由でメンタルに影響しているのか確認していきましょう。

緑茶を多く飲む人ほど不安症状が少ない

和食と健康に関する研究は、各所で行われています。
その中に、緑茶の摂取量と健康寿命に関する研究があります。
和食の際には、基本的に緑茶が提供されることが多いでしょう。
そのため、緑茶を多く摂取する人は、和食を食べる機会が多いと考えることができます。

実際に研究を行ったところ、緑茶の摂取量が多い人は不安や抑うつ症状が少ないことがわかりました。
このように緑茶とメンタルは深く関係しているのです。

和食はメンタルに大きく影響する

和食はメンタルヘルスにおいても大きく影響しています。
私たちはストレスを脳で感じているのですが、その脳を動かしているのは食べ物です。
つまり、摂取する食べ物次第で脳の動き方が変わり、ストレスの感じ方も変わってくるということです。

和食は野菜や穀物、タンパク質などをバランス良く摂取することができます。
ストレスは体調が悪くなると感じやすくなり、体調を整えるためにはバランスのいい食事が欠かせません。
和食を摂取することで食生活のバランスが整い、健康的な体になるのでメンタルもいい状態を保ちやすくなるのです。

日本人にとって和食は大切

日本人にとって和食は欠かせない食事です。
現代は、どこの国にいてもいろんな食事が食べられるようになりました。
和食以外が好きという方もいると思います。
しかし、日本人は和食を中心とした食文化を築いてきたので、自分たちの身体は和食に適しているということを忘れないようにしてください。

和食は魚や食物繊維を多く摂取することができます。
これらの食べ物は健康的な体を作るためには欠かせません。
健康的な体を作ることができれば、自然とメンタルも整いやすくなっていきます。
和食は心と体の健康を保つために、日本人にとって欠かせない食事となっているのです。


温暖湿潤気候に住む日本人は、季節に合った食物を食べることが最重要と考えています。
交通輸送がまだ発達していない時代までは、何百年も何十年も、当たり前のようにその土地のものを食べてきました。
また、保存できる電化製品、保存料や添加もないため、その季節の食べ物を採ることしかできませんでした。
「季節に合った食べ物を食べる」ことの重要さがわかるヒントが、実は全て”そこ”にあるのです。
暑い夏に収穫する夏野菜には体を冷やす作用があり、冬には寒い体を温める作用のある根菜類などの冬野菜。
これらには全て意味があり、季節の食べ物を食べることで、四季の変化に対応できるというわけです。

だからこそ「その季節、気候、伝統的な食べ方を実践する日本人に最も適した和食」を食べましょう。
私はこの和食とメンタルヘルスの知恵を活かし、私の勤める文京区では毎月和食の日を学校給食で設定しました。
心も体も元気な子供達、バリバリ健康な大人、元気満々な高齢者、みんなの秘訣は和食を食べていることです。

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