髪が多くてもきれいにまとまる。毛量多めさん向けホームケア

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「ドライヤーで髪を乾かすのに時間がかかる」「髪をおろしたくても、扱いにくくて大変!」「髪のボリュームでなんだか垢抜けない…」など、髪の量が多いと悩みが尽きないもの。

髪が多い方が、色々なヘアスタイルを楽しめるというメリットはあるものの、毎日のケアに手がかかるのは事実。毛量が多くても広がらず、扱いやすい髪になれたら良いですよね。

そこで、毎日行う基本的なお手入れの中で、まとまりの良い髪に近づくコツをご紹介します。

目次

髪のボリュームが出る理由

髪が硬くてゴワつく人は、髪全体にボリュームが出やすくなります。ゴワツキの大きな原因は、乾燥で髪や頭皮がダメージを受けていることのようです 。

健康な髪は、髪内部に栄養と水分を含んでおり、髪の表面をキューティクルでコーティングして髪内部を保護しています。しかし、長時間のドライヤーやヘアアイロンなどで傷んだ髪は、キューティクルが損傷しています。

キューティクルが損傷していると、髪内部の成分が流れ出てしまい、乾燥しがちに。乾燥した髪は水分不足を補うために、湿気を吸い込んでゴワつきやボリュームが出てしまいます。

元から扱いづらい髪質が、ダメージによる乾燥でさらにボリュームが出るのは嫌ですよね。そうならないためにも、髪の潤いケアはとても大切です。

ボリュームヘアのお手入れは「保湿」が大事

髪にたっぷり潤いを与えるケアで、髪内部の水分量を上げるようにしましょう。乾燥を防ぐことで髪にまとまりが生まれ、質感がなめらかになるので、髪のごわつきも気にならなくなりますよ。

髪のボリュームを抑えるヘアケア剤

髪のボリュームが出てしまう大きな理由は、乾燥だということをお話ししました。

では一体、乾燥によるダメージヘアにどのようなヘアケア剤を行うことで、髪のボリュームを抑えることができるのでしょうか?
髪のボリュームを抑える対策方法をご紹介します。

シャンプーは高保湿タイプを

シャンプーは保湿成分が高濃度で配合されたものを選びましょう。

例えば「アミノ酸」は、髪や皮膚と同じ弱酸性なので刺激が比較的少なく、髪と頭皮を洗浄しながら保湿もしてくれる成分。またスキンケア商品によく含まれる「ヒアルロン酸」は、髪にも潤いを与える成分です。

髪がゴワついてボリュームが出てしまっていると、汚れをすっきり落としたいという思いから、洗浄力の強いシャンプーを選ぶことがあるかもしれません。ところが洗浄力の強いシャンプーは、必要な皮脂までとってしまい洗う度に髪を傷めることがあるので注意しましょう。

トリートメントでキューティクルを守る

トリートメントは髪に潤いや栄養を補給し、ダメージを修復する働きを持つものもあります。髪表面をコーティングすることで水分の蒸発を防ぎ、外部刺激からキューティクルを守る役目も担っているため、シャンプー後のケアには欠かせません。

ヘアケア商品は、同じシリーズをライン使いした時に効果が発揮されるように作られています。そのため、トリートメントを選ぶ際にはシャンプーと同じシリーズのものを選ぶようにしましょう。

トリートメントの使い方

  1. シャンプー後、手でやさしく髪を搾って水気を落としたら、毛先から根元までまんべんなくトリートメントをなじませましょう。
    頭皮につけると毛穴詰まりの原因となるので、髪だけにつけるようにします。
  1. パサつきやダメージが気になる部分には丁寧に揉み込み、根元から毛先へと指を通します。
  1. 髪のまとまりを良くしたい時は、トリートメントをなじませた後、ヘアキャップを被ってゆっくり時間をおいてから洗い流すと効果的です。

アウトバストリートメントでさらに潤い補給

アウトバストリートメントとは、お風呂上りの濡れた髪になじませる洗い流さないトリートメントのことです。お風呂で使うインバストリートメントと区別して、アウトバストリートメントと呼ばれています。

お風呂上りの濡れた髪はキューティクルが開いており、少しの刺激でも負担になりやすくなっています。そのため、お風呂上りのヘアケアも実はとても大切なのです。

保湿力の高いシャンプーとトリートメントに加えて、アウトバストリートメントで髪に必要な成分を補給し、髪の内側からキューティクルを引き締めましょう。

アウトバストリートメントの効果

アウトバストリートメントにはドライヤーや紫外線、エアコンなどの外部刺激から髪を守る働きもあります。
髪のダメージが気になる人は、お風呂上りとお出かけ前にも使用すると日中もきれいな髪をキープできますよ。

乾かし方を変えるだけでボリュームが抑えられる?

毎日髪をなんとなく乾かしていませんか?

毛先だけ乾かして、根本をしっかり乾かしていなかったりしている方もいるのではないでしょうか。実はそれは髪が広がる原因になる乾かし方です。広がりやすい髪になるか、ボリュームを抑えたまとまる髪になるか、 髪の乾かし方ひとつで左右されることも。

ドライヤーのNG使用方法と髪のボリュームを抑えるドライヤーの使い方を解説します。

アナタは大丈夫?ドライヤーのNG行為!

「ドライヤーより自然乾燥の方が髪がサラサラしている」という経験をしたことはありませんか?

自然乾燥の傷みより、ドライヤーの傷みの方が気になる場合、髪の毛にダメージを与えるNG行為をしている可能性があります。ドライヤー使用時のNG行為についてチェックしてみましょう。

タオルドライが十分ではない

髪に熱が加えられると、髪を守るキューティクルにダメージが加えられます。そのため髪に熱が加えられる時間は、短い方が理想的です。
髪に水滴が滴っている状態でドライヤーを使用してはいませんか?タオルドライが十分ではない場合、髪が乾くまでに時間がかかりドライヤーを行う時間が長くなります。ドライヤー前のタオルドライはしっかり行うようにしましょう。

ドライヤーと髪の距離が近すぎる

髪は熱に弱いです。熱によるダメージを少なくするために髪から10cmほど離すようにしましょう。

髪の根元をしっかり乾かせていない

毛先や表面だけ乾かしていませんか?根元は乾いていないのに、毛先を乾かしすぎて乾燥ダメージを与えているかもしれません。また根本がきちんと乾いていないと、根本が自然乾燥しゴワついたボリュームのある髪になることがあります。

ドライヤーの正しい使い方

髪の乾かし方次第で、ボリュームのある髪をきれいに抑えることは可能です。

広がらず、まとまる髪になるドライヤーの正しい使い方を解説します。

正しい乾かし方

  1. 最初は、乾きにくい根元から中間くらいまでをしっかり乾かします。頭皮を乾かすくらいの気持ちで、根元に風を送り込みましょう。
  1. 次に、後ろの髪を左右半分に分け、後頭部の根元から中間くらいまでを放射線状に乾かしていきます。空いている方の手で手ぐしを通すように、髪をピンと張って乾かすとより効果的。毛先に温風を当て過ぎるとダメージの原因になるので、この時点では乾かしません。
  1. 前の髪は後ろから前へ、放射線状に引き出すように乾かします
  1. 髪を全体的に乾かし終わったら、毛先を軽く乾かします
  1. 最後に冷風に切り替えて、キューティクルを引き締めます。毛流れに沿って上からドライヤーを当てると、髪表面が整えられてツヤのある仕上がりになります。

髪の悩みに合ったヘアブラシを選ぶ

髪に合ったブラシを選ぶと、日々のお手入れが楽になって、理想に近い仕上がりを目指すことができます。

ブラシの質が悪いと枝毛の原因になることもあるので、できれば良質なものを選びましょう。髪の量が多い人が持つ二つの悩みに合ったブラシをご紹介します。

ボリュームダウンにはハーフブラシ

ブラシの片面だけに毛のついたブローブラシです。ブラシの毛一本一本に髪がよく絡まるので、毛量の多い髪をまとまりよく仕上げることができます。

ハーフブラシの中でも、猪毛などの天然獣毛ブラシを選ぶとさらに髪がまとまりやすくなります。猪毛は硬くコシがあるため、太くて硬い髪でも根元からブラッシングできておすすめ。猪毛自体に水分と油分が含まれており、静電気を防止して髪にツヤを与える効果もあります。

髪の絡まり解消にはジャンボコーム

髪の量が多いと、髪同士が絡まりやすいので大変ですよね。力を加えて無理にブラシを通そうとすると、髪だけでなく毛穴にも負担がかかり、将来生える髪にも影響が出てしまいます。

絡まりやすい髪には、ブラシの隙間が広く、手ぐし感覚で使えるジャンボコームが便利です。髪同士の摩擦が起きにくいので、切れ毛や枝毛も予防できますよ。

ブラッシングの際は、先にジャンボコームで髪の絡まりをほどいてから、ハーフブラシでボリュームを抑えるという方法も良いでしょう。

美髪のために、地道なお手入れを続けよう

髪の量が多く、まとまりにくい髪のホームケアについてご紹介しました。シャンプーとトリートメントの選び方や髪の乾かし方など、毎日の基本的なヘアケアの積み重ねが美髪への道になります。

いつもより少しだけヘアケアを工夫すると、きっと変化を実感することができますよ。潤いのある髪は、広がらずに扱いやすくなるだけでなく、ツヤが生まれて美しくなるもの。持って生まれた髪を大切に育んでいきましょう。

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