鏡を見て「以前よりフェイスラインが下がってきた気がする」と感じたら、スキンケアだけでなく頭皮ケアも見直す必要があるかもしれません。
それは、顔のたるみを引き起こす大きな原因が頭皮にあるからです。
ここでは、顔のたるみを引き起こす頭皮のたるみが起こる原因と、頭皮のたるみ対策について紹介します。
頭皮がたるむ原因と顔のたるみに影響を与える理由
なぜ、頭皮がたるむと顔までたるむのか、まずはそのメカニズムと頭皮をたるませる原因について理解しておきましょう。
顔のたるみが頭皮のたるみにつながる理由
頭皮がたるむと顔までたるむのは、頭皮と顔は一枚の皮膚でつながっているからです。
何らかの原因で頭皮がたるんできたとき、そのたるんだ皮膚がどこにいくかというと「顔」です。
たるんだ頭皮の影響で顔の皮膚が下がってくると、頬やフェイスラインもだんだんと下がってきて、たるみが目立つようになるのです。
顔のたるみが気になり始めたら、スキンケアで何とかしようと考えるでしょう。
頭皮のたるみが原因でなければ、スキンケアである程度たるみを解消できるかもしれません。
しかし、スキンケアに力を入れてもたるみが改善されないときは、頭皮が原因である可能性大です。
スキンケアに頭皮のケアも併用して、たるみ対策をしましょう。
また、頭皮のたるみは顔をたるませるだけでなく、頭皮の健康を損なうことにも。
健康な頭皮からすこやかな髪が生えてくるので、頭皮が不健康だと髪のトラブルが増える可能性が考えられます。
すこやかでハリのある髪と頭皮を保つためにも、頭皮のたるみケアはとても重要です。
頭皮がたるむ原因は生活習慣
頭皮がたるむのは、下記の影響により頭皮の栄養やうるおいが失われること、血行が悪くなるからです。
- 紫外線
- 乾燥
- 睡眠不足
- 偏った食生活
- 過度なダイエット
適度な弾力のあるすこやかな頭皮を取り戻すためのケア
頭皮のたるみを改善させるためには、生活習慣の改善と日頃のケアが大切。
ここでは、ハリのあるすこやかな頭皮に導くための対策について詳しく紹介します。
頭皮をすこやかに保つケア
たるんだ頭皮は栄養とうるおいが不足しているので、毎日のケアであるシャンプーを見直すことも大切です。
頭皮をすこやかに導いてくれるシャンプーは以下の条件を満たすものがおすすめです。
主成分はアミノ酸
髪と同じ成分であるアミノ酸系の洗浄成分を使っているシャンプーは、洗いながら髪に栄養を与えてくれます。
最近は、アミノ酸系の洗浄成分を使っているシャンプーが増えていますが、商品によって配合量が異なるため注意が必要。
商品の紹介や配合成分をしっかりとチェックし、アミノ酸を主成分としたシャンプーを選びましょう。
保湿成分であるヒアルロン酸を高配合
スキンケアアイテムにもよく使われているヒアルロン酸は、たった1ｇで6Ｌの水分を保持する働きを持つ高保湿成分。
ヒアルロン酸が配合されたシャンプーを使うと、乾燥して硬くなった頭皮をうるおしてくれます。
また、頭皮がうるおっていると過度な皮脂分泌が抑えられて、頭皮のべたつきや臭い予防にも効果的です。
弱酸性
健康な状態の頭皮や肌は弱酸性ですので、弱酸性のシャンプーがおすすめ。
乾燥やべたつき、かゆみといった頭皮トラブルを抱えている頭皮は、アルカリ性に傾いてしまいます。
トラブルを解決し健康な頭皮に導くためには、頭皮を弱酸性の状態に戻すことが大切なのです。
ノンシリコン
シリコンは頭皮の毛穴に詰まり頭皮トラブルを引き起こす原因となるため、ノンシリコンシャンプーがおすすめです。
硬くなった頭皮を柔らかくするマッサージ
頭皮をすこやかに保つためにマッサージをしましょう。
現代人は、パソコンやスマホを長時間視聴することから、頭皮や首、肩周りが凝りやすく、それが頭皮や顔の血行不良を引き起こします。
血行不良が頭皮を硬くする原因なので、マッサージで凝りをほぐしましょう。
頭皮マッサージをするときは頭皮だけでなく、首から上を全体的にほぐすのがポイント。
頭皮や首の皮膚はつながっているので、頭皮だけではなく、首から上全体をマッサージした方が効果的に血流をよくできるからです。
マッサージするときは、コツを抑えて効率よく行うことが大切です。
肌や頭皮が強い刺激を受けると、頭皮トラブルの原因となるので、マッサージするときは、強くこすらないように気を付けてください
生活習慣を整える
頭皮ケアに力を入れても、生活習慣が乱れていると頭皮の回復が遅れるだけでなく、すこやかな頭皮を保てなくなります。
生活習慣で特に気を付けたいポイントをまとめました。
良質な睡眠をとる
睡眠不足は血行不良を引き起こす原因になるため、しっかりと睡眠をとることが大切です。
理想は8時間睡眠ですがまとまって眠る時間を確保できないときは、昼寝など細切れで睡眠をとって疲れた心と身体を休めましょう。
バランスよく食べる
頭皮だけでなく肌や身体の健康のことも考えて、バランスよく食べることが大切です。
特に意識してとりたいのが以下の食材です。
- 大豆
- 赤身の肉
- 魚
- 野菜
- フルーツ
- 海藻類
また、糖質や脂質を過剰に摂取する原因となり得る加工食品や外食はできるだけ控えるのがおすすめです。
紫外線対策を徹底
頭皮にダメージを与えて乾燥させる原因となる紫外線対策を徹底しましょう。
スプレータイプの日焼け止めも販売されていますが、頭皮にダメージを与える可能性があること、それだけでは紫外線を十分に防げないのであまりおすすめしません。
スプレーよりも、日傘や帽子で対策するのがおすすめです。
それでも紫外線によるダメージを完全に避けきれないので、良質なシャンプーによるケアで髪のダメージ対策をしましょう。
頭皮のたるみの原因は生活習慣！適切なケアで顔と頭皮のたるみを改善に
頭皮と顔は皮膚一枚でつながっているため、頭皮のたるみが顔のたるみを引き起こします。
スキンケアを頑張っても顔のたるみが改善されないときは、頭皮ケアも併せて行いましょう。
乾燥して硬くなった頭皮を柔らかくするために、マッサージや良質なシャンプーを使ったケアを取り入れること、生活習慣を整えて適度な弾力のある頭皮を取り戻し、顔のたるみを改善しましょう。
