
トリートメントでのケア、なんとなく行っているという方もいるのではないでしょうか。
「やった方がいいって聞くし」「髪の毛にはいいんでしょ?」
確かに、トリートメントをするのとしないのとでは違います。
ですが、なぜトリートメントが必要なのか、トリートメントをすることでどのような効果があるのか、正しい知識を持って行うとさらに良いです。
今回は、トリートメントの正しい知識をはじめ、カラー後のトリートメントの必要性やトリートメントの効果を最大限発揮させるためのポイントなどをお伝えしていきます!
カラー後にトリートメントを勧められる理由

カラーと一緒にトリートメントを勧められたことがある方、実際に毎回カラー後にトリートメントされている方もいると思います
なぜ、カラー後にトリートメントを勧めるのかというと
・カラー後のダメージの軽減
・手触りやツヤ感のキープ
・色持ちを良くする
この3つが大きな理由です。
しかし実際にはトリートメントの効果が持続しない、効果がでているのか良くわからないという方がたくさんいます。
カラー後のトリートメントはやっぱり必要?

確かにトリートメント後は指通りも良くなってツヤも出ているように感じますよね。
でも本当にカラー後のトリートメントは必要なのでしょうか。
答えは「必要ない」です!
なぜ必要ないのか詳しくご説明します。
普段からトリートメントでお手入れをすることが大切!
普段のお手入れの中できちんとトリートメントができていれば、カラーをしたからといって特別にトリートメントをする必要はありません。
普段からトリートメントを行っていれば、カラーによるダメージ以外にも紫外線や摩擦によるダメージなどの予防と修復にもなります。
リンス|コンディショナー|トリートメントの違い

市販のものでは、リンス、コンディショナー、トリートメントと3つのタイプのものが販売されています。
それぞれどのような違いがあるのか知っていますか?
・リンス
石鹸をベースに作ったシャンプーはすすいだ際は髪がゴワゴワしきしんでしまうため、指通りを良くするリンスが誕生しました。
現在は、シャンプーに使われる成分が変わってきていることから、リンスに代わってコンディショナーが主流となっています。
・コンディショナー
シャンプーの進化とともに、リンスもコンディショナーへと変わりました。
コンディショナーは、シャンプーを流したときのきしみをなくすためのコンディショニング剤です。
リンス同様、指通りや手触りをよくする役割のほかに、髪の毛の補修に効果のある成分を配合し髪内部へと浸透させる働きも担っています。
・トリートメント
傷んだ髪の毛に栄養分を届けて浸透させ、ダメージの軽減や補修の役割を担っているのがトリートメントです。
リンスやコンディショナーは髪表面に留まり滑らかにするのに対し、トリートメントは髪内部からダメージをコントロールすることができます。

市販と美容室のトリートメントの違い

市販でも購入できるトリートメントですが、美容室のトリートメントとは違うところも。
・配合されている成分と量
・髪内部まで補修できるかどうか
・トリートメントの使い分け(悩みに合わせて使うトリートメントを選択できる美容室もあり)
市販のトリートメントでもどんな成分が含まれているのか、悩みを解決してくれるものなのか見極めることができれば、市販のトリートメントでも効果は得られるかもしれません。
トリートメントの役割
トリートメントは、髪の内部に浸透して髪ダメージを補修するのも大切な役割。
キューティクルを保護して栄養分や水分をキープ、カラーやヘアケアなどでダメージを受けた髪の毛に不足している成分を補給します。
シャンプーにも健やかな髪の毛にしてくれる成分が配合されているものもありますが、シャンプーだけでは髪の中に十分な量の成分を入れることは難しいです。
トリートメントで髪内部にしっかり成分を送り込むことで、ツヤやまとまりのある髪の毛に近づけます。
毎日のお手入れで選びたいトリートメントとは

特別なトリートメントをするよりも、毎日のお手入れでトリートメントをする方が髪の毛には良いです。
毎日使うトリートメント選びのポイントをご紹介します。
シャンプーと同じラインの製品を選ぼう
トリートメントを選ぶときは、シャンプーと同じラインの製品を選びましょう。
なぜなら、同ラインのシャンプーとの相性を考えて作られているからです!
相性もよく、相乗効果でより髪の毛が整います。
補修効果の高い成分が配合されているものを選ぶ
トリートメントは、シャンプーで補いきれなかった栄養を髪の毛に補う役割があります。
そのため、補修効果の高い成分が配合されているものを選ぶことが大切!
髪の毛と同じ成分のアミノ酸、水分の保持力に長けたヒアルロン酸は、髪の毛に潤いと水分をしっかり補給しキープすることができます。

トリートメントの効果を最大限発揮させるには

トリートメントの効果を高めるために大切なことは
・時間をおく
・毎日使う
この2つです!
トリートメントを塗布したあと、成分を浸透させるために時間を置くことはとても重要なポイント。
5~10分ほど時間をおくと髪の中に栄養が浸透していきます。
それぞれのトリートメントの使用方法をしっかり読んで、書いてある時間通り置くのが一番です!
トリートメントの正しい使い方

基本的なトリートメントの使い方をご紹介します。
製品によって異なるところもありますので、製品ごとの使用方法でお手入れをしてくださいね。
1.シャンプー後、余分な水分を拭き取る
髪の毛が濡れている状態だとトリートメントの成分が薄まったり流れてしまいます。
2.トリートメントを適量手のひらにとる
たくさんつけたからといって髪の毛に浸透する量も多くなるというわけではありません。
3.毛先からトリートメントを塗布、髪全体へとなじませる
トリートメントが頭皮につくとべたついてしまう原因になります。
4.くしや手ぐしでトリートメントを均一に広げる
5.シャワーキャップをかぶって時間をおく(5~10分程度)
シャワーキャップは成分の浸透を高める他にも、お肌へ成分が付くことを防ぎます。
6.シャワーですすぐ
トリートメントが残るとベタつきや頭皮のトラブルを招くのでしっかり洗い流します。

傷んだ髪は元に戻らないからこそ、毎日のヘアケアが大切です!

美容室で毎回トリートメントをしているというひとにとって、美容室のトリートメントの必要がないという事実は驚きだったのではないでしょうか。
毎日のお手入れの中で上質なトリートメントを使っていくことがとても大切です!
美容室のトリートメントは家で髪を洗うと、一緒に洗い流されてしまいます。
美容室でのトリートメントだけで終わらせないことが美髪への近道なのです。