髪の分け目は自然に任せて、なんとなく分けている方が多いのではないでしょうか。もしかすると、これまでに一度も分け目を変えたことがないという方もいるかもしれません。
しかし分け目を変えないという行為は、頭皮に余計なダメージを与えてしまうのです。与えられたダメージは蓄積され薄毛の原因になってしまうことも。
今回は、髪の毛の分け目と薄毛の関係について詳しく解説していきます。分け目の薄毛でお悩みの方は、参考にしてみてくださいね。
分け目を変えないことで起こること
いつも同じ位置で髪を分けていると、薄毛などの原因になります。また分け目を変えないことで、頭皮の同じ部分に日焼けなどのダメージが与えられ、薄毛になることも。
同じ分け目を続けることで起こる、薄毛のトラブル。頭皮や髪にどんな負担がかかるのか、また薄毛の原因となるのか、ここでは詳しくします。
分け目部分の薄毛は、脱毛症かも
髪の分け目を変えないことで起こる、薄毛トラブルに悩む人も多いのではないでしょうか。
日ごろから同じヘアスタイルや分け目にしていると、髪の毛や頭皮に負担がかかってしまいます。どんな負担がかかるかというと、髪の毛の自然な重さで髪の毛の自然な重さで毛穴や頭皮が引っ張られているダメージに加え、髪を結んだりヘアブラシで髪や頭皮を同じ方向に強い力で引っ張るからです。
頭皮の同じ部分に負担がかかり続けると血行不良が起き、髪が抜けやすくなります。これは脱毛症の症状です。
同じヘアスタイルで起きる脱毛症とは？
毛穴を長期間引っ張り続けて、毛穴に負担をかけることで起こる牽引性脱毛症。
頭の一部が数時間にわたって圧迫を受けることで起こる圧迫性脱毛症。
分け目を変えないことで起こる薄毛は、この2つの脱毛症に当てはまることが多いです。
紫外線で頭皮にダメージを受ける
分け目周辺の頭皮は、他と比べると地肌が露出している状態です。紫外線の刺激を直接受けるため、頭皮や髪の毛にダメージを受けやすくなります。
頭皮が紫外線のダメージを受けると、紫外線によって頭皮の細胞が劣化。頭皮が日焼けや炎症を起こして抜け毛が増える原因にもなるのです。細胞が劣化した頭皮は厚く硬くなり、健康な髪の発育を妨げてしまいます。劣化した細胞を元に戻すことは簡単ではありません。
ダメージを受ける前に対策を取ることが大切です。
髪の毛の分け目を変えるメリット
髪の毛の分け目を定期的に替えないことで起こるデメリットについて解説してきました。では、髪の毛の分け目を変えるとどのようなメリットがあるのでしょう。
頭皮や毛穴への負担を軽減
髪の毛は常に髪の重みで頭皮が下に引っ張られている状態です。同じ部分の頭皮や毛穴への負担を軽くすることで、抜け毛を食い止められるでしょう。
髪の毛のコシを取り戻せる
頭皮への負担が減ることで頭皮環境が改善し、健康な髪の毛の発育を促進します。また健康なコシのある髪の毛は抜けにくいので、抜け毛を防ぐことができますよ。
髪のボリュームアップが期待できる
頭皮が健康になり髪のコシが戻ると、自然と髪がボリュームアップします。若々しさを取り戻せるでしょう。
分け目を変えると全体の印象も変えることができるので、気軽にイメージチェンジしたい方にもおすすめです。
今更聞けない？分け目の変え方
長く同じ位置で髪を分けていると、髪の毛に癖がついてしまい簡単に分け目を変えられなくなってしまいます。今更どうやって分け目を変えたらいいのかわからない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
次は分け目の変え方を紹介します。分け目を変えるだけでもイメージが変わり、ボリュームが出て若々しい印象を与えることができます。
薄毛に悩んでいない方でも、薄毛を実感する前に、ぜひ試してみてくださいね。
ドライヤーは自然乾燥が始まる前に当てる
長い間ずっと同じところで分けているから、勝手に分け目ができてしまっている。変えたはずなのに、気が付いたら自然と前と同じ分け目に戻っている。そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
分け目を変えたいのに変えられないという悩みには、髪が濡れているお風呂上り時にドライヤーを使って癖をつけることがおすすめ。なぜなら髪には水素結合という性質があるからです。
そのため、自然乾燥で髪が同じ個所で分かれる前に、ドライヤーで理想の分け目の癖を作ることができるのです。
ドライヤーを当てる際は、分け目を変えることを意識して当てるとよいでしょう。お風呂上りにはできるだけ早く、乾かし始めてください。タオルドライ後の濡れている状態から、分け目を変えることを意識して乾かすことが大切です。
水素結合とは
水素結合とは髪が濡れているときには髪内部の水素の結びつきが切れ、乾くと水素がまた固定されるというもの。
水素結合は固定されると、その固定された状態をキープするので、乾かし方によって癖がつきやすくなります。
分け目の癖を変える乾かし方
先ほど髪を乾かす過程で癖がつくという水素結合について説明しました。この水素結合の性質を利用して、うまく髪の毛を乾かすことで、分け目の新しい癖を作りましょう。
分け目の癖の作り方
- タオルドライ後、なるべく早くドライヤーで髪を乾かす
濡れた髪はタオルドライ後、なるべく早く乾かし始めましょう。
自然乾燥してしまうと髪の毛に癖がつきやすく、理想の分け目になりづらいです。 - 今の分け目と逆方向に乾かす
今の分け目とは別の方向に髪の毛を流して乾かしましょう。
別の位置に分け目を作りたい場合は、分けたい位置で分け目を作り、ドライヤーで乾かしながら癖を作ります。
髪の生え際に根元からドライヤーを当ててふんわり乾かすと、髪が立ち上がるので全体のボリュームが出やすく薄毛が気にならなくなります。 - 乾きにくい根元からドライヤーを当てて分け目の癖をつける
乾かしにくい髪の根元からドライヤーを当てて、分け目の癖を付けましょう。
この時片手で髪を持ち上げながら、根本を中心に乾かすと髪にボリュームが出やすいですよ。
分け目を変えたからと言って、すぐに薄毛や抜け毛の悩みは解決しません。しかし頭皮や毛穴のダメージを軽減させるのには、分け目を変えることが効果的。
定期的に分け目を変えてることを継続すれば、薄毛が気にならなくなるのも夢ではないはずです。
頭皮マッサージで分け目の薄毛対策
頭皮の血行が悪くなると、髪に栄養が届かず抜け毛の原因になることがあるのを知っていましたか？
薄毛が気になる方は頭皮のマッサージもおすすめです。 頭皮のマッサージは指の腹を使って、前頭部から耳周辺、後頭部へと優しく刺激していきます。凝り固まった頭皮をほぐしていくイメージです。
頭皮のマッサージには頭皮環境の改善だけでなく、お肌のリフトアップ効果も期待できるので、毎日の習慣としてぜひ続けてみてください。
分け目は定期的に変えてあげることが大切
分け目の変え方と薄毛対策について紹介しました。
頭皮や髪の毛のことを考えると、分け目を定期的に変えてあげることが大切です。薄毛対策としてはもちろん、全体の雰囲気が変わりイメチェンにもなります。
定期的に分け目を変えて、髪の健康を維持しましょう！
