せっかく髪の毛をセットしてもボサボサになってしまったり、ボリュームがなくなってしまったり、静電気による髪の毛のトラブルを経験したことがある人も多いのではないでしょうか。
冬になると特に静電気を感じやすくなりますよね。そもそも静電気はなぜ起こるのか知っていますか？
髪の毛に静電気が起こる理由と対策方法をご紹介します。
静電気が起こる理由とは？
静電気によって髪の毛が広がってしまったり、逆にぺったんこになってしまったり、静電気による髪の毛のトラブルに悩まされた経験はありませんか？
髪の毛に静電気を感じても、何も対策していない！そんな人も多いですよね。髪の毛の静電気はなぜ起きてしまうのでしょうか。
髪の毛に静電気が起こる理由を見ていきましょう。
理由1 : 髪の毛の乾燥
湿度が40%を下回ると起こりやすくなると言われている静電気。乾燥した髪の毛は静電気が起こりやすいです。静電気は冬に起こるものという印象が強いですが、髪に潤いが不足していることが原因。
乾燥気味の髪の毛は、ブラッシングによる摩擦でも静電気が発生します。潤い不足にならないように丁寧なお手入れを心がけましょう。
理由2 : 傷んだ髪の毛のブラッシング
乾燥によるダメージを受けた髪の毛は、ヘアブラシなどによる日々のブラッシングでも摩擦が起きやすくなります。摩擦が起こることで、乾燥している髪の毛は静電気を帯びてしまいます。
ブラッシングを雑に行ったり、何度もブラッシングしてしまうことでさらに摩擦が起き、髪の毛のパサつきが発展します。
静電気に負けないためにも髪の毛は丁寧に扱いましょう。
静電気が髪の毛に与えるダメージとは？
静電気が髪の毛に与える影響は、広がりなどによってヘアスタイルがくずれてしまうことだけではありません。静電気が髪の毛のつやを奪うことがあります。
キューティクルが整った健康な髪の毛は光が反射してつやが出る一方、水分やたんぱく質がなくなり内部が空洞化した髪の毛は光をうまく反射できずつやも低下してしまいます。ダメージがある髪に、摩擦が起きてしまうと髪はもっとダメージが進みます。
これ以上ダメージを進ませないために、静電気を防ぐ対策をすることをおすすめします。
髪の毛の静電気を防ぐ3つの方法
乾燥しがちな季節は特に、静電気による髪の毛の広がりやパサつきなどに悩まされますよね。正しい対策をして、髪の毛の静電気を防ぎたいものです。
髪の毛の静電気は、髪や頭皮のケアによって静電気を防ぐことができます。
髪の毛の保湿や正しいブラッシング方法など、静電気対策に効果的な方法を見ていきましょう。
アウトバストリートメント
髪の毛の静電気を対策するうえで欠かせない保湿ケア。髪の毛の潤いを保つためには、シャンプー後のトリートメントだけでなく、お風呂上がりのアウトバストリートメントが重要です。
お風呂上がりの髪の毛はキューティクルが開き無防備な状態。少しの刺激でもダメージにつながります。
デリケートな状態の髪の毛にはヒアルロン酸たっぷりの保湿液などでしっかりとお手入れしましょう。
正しいブラッシング
丁寧なブラッシングは、頭皮に適度な刺激を与え髪の毛を美しい毛流れに整えてくれます。静電気によるパサつきや広がりが気になる髪の毛には、丁寧なブラッシングを行いましょう。
髪の毛一本一本をしっかり包んでキューティクルを整えてくれる適度な柔らかさのロールブラシがおすすめです。
キューティクルを整えることで髪の毛全体につやのある状態に仕上がり、静電気が起こりにくくなります。
ヘアクレンジング
髪の毛にもクレンジングが必要って知っていましたか？髪の毛には、毎日のシャンプーだけでは落ちない汚れが付着しています。
脂・ほこり・ちり・酸化物、スプレーやワックスといったスタイリング剤など、きちんと落としきれていない汚れが知らず知らずのうちに溜まっていることも。
汚れがとれた綺麗な髪の毛は水分や栄養分が行き渡りやすくなります。
顔周りの静電気対策
髪の毛の静電気を防ぐためには髪の毛の乾燥対策が一番重要です。髪の毛以外にも、顔周りなど髪に近い部分の静電気対策をすることで改善されることがあります。
せっかく髪の毛のお手入れをしても、髪の毛以外の部分のせいで静電気が起こってしまっては意味がないですよね。顔周りを中心に髪の毛以外にもしっかりと対策を行いましょう。
洋服の素材と肌の保湿を見直そう
洋服の素材によって、静電気の起きやすさに違いがあるって知っていましたか？
化学繊維の素材でできた服は静電気が起きやすいと言われています。髪の毛に触れる顔周りの衣類はできるだけ天然素材で作られたものを選ぶことで、髪の毛の静電気対策にもつながります。
また、髪の毛だけでなく肌の乾燥も髪の毛の静電気の原因に。顔や手の保湿もしっかり行って、静電気を対策しましょう。
デイリーケアを見直してみよう
静電気が起こる原因と、静電気が髪の毛に与えるダメージ、その対策方法についてご紹介しました。
静電気が起こるのは乾燥した冬の季節のせいではなく、髪の毛の乾燥のせい。正しいヘアケアで髪の毛を守り潤いを保ち、静電気が起こりづらい環境に整えましょう。
日々のアウトバストリートメントや丁寧なブラッシング、ヘアクレンジングを取り入れるなど、デイリーケアを見直してみるのもおすすめです。
