子供と大人のシャンプーは違いがあるの?子供の髪や頭皮に合うヘアケアを

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子供がいるご家庭の方は、子供用のシャンプーと大人用のシャンプーを分けて使っていますか?
一緒のものを使っている、別々のものを使っているなど家庭によって対応が分かれます。

しかし、子供と大人では頭皮や髪の質や状態が異なるため、同じシャンプーを使用することで子供の髪や頭皮にトラブルが起こる可能性があるのです。
ここでは、子供と大人の頭皮の違いや、子供のシャンプーの選び方について解説します。

目次

子供の頭皮や髪はデリケート!大人との違いを理解しよう

子供に適切なヘアケアやアイテムを選ぶためにも、子供の頭皮や髪について理解することが大切です。

子供は頭皮の皮脂量と質が異なる

子供の頭皮は大人と比べて皮脂の量が少なく、特に幼児期から小学校中学年くらいにかけては、一生のうちで頭皮の皮脂量が少ない時期だと言われています。
子供と一口に言っても赤ちゃんから小学生くらいまで年齢の幅があります。

皮脂の分泌量が多そうに見える赤ちゃんですが、活動量が少ないので、洗浄力の強いシャンプーは不要です。
皮脂は皮膚を保護する役割があるので、必要以上に皮脂を落としすぎると乾燥や肌荒れの原因につながることもあるからです。
そのため、赤ちゃんの頃は赤ちゃん用のシャンプーを使い、活動量が増える幼児期に合わせて適度な洗浄力のあるシャンプーに切り替えましょう。

子供の髪は細い

毛根の大きさが異なるので、子供の髪と大人の髪は太さが異なります。
太くてしっかりとしている大人の髪に対して、子供の髪は細いので、大人と同じようなケアや扱いで髪がダメージを受けるリスクが高いのです。

大人と同じシャンプーを子供が使うことで起こり得るリスク

デリケートな髪と頭皮の持ち主である子供に、大人と同じシャンプーを使わせるとどのようなリスクがあるのでしょうか。

大人と同じシャンプーを使うことで、頭皮や髪に強い刺激が加わって湿疹やかぶれといった皮膚トラブルが発生することがあります。
場合によっては、アレルギーを引き起こすこともあるため注意が必要です。

子供が使うシャンプーを選ぶポイント

子供の髪と頭皮をすこやかに保つためには、シャンプー選びが大切です。ここでは、子供が使うシャンプーを選ぶポイントについて解説します。

年齢に合わせたシャンプーを選ぼう

赤ちゃんの時期と幼児期とでは活動量なども異なるため、シャンプーを選ぶポイントが異なります。

赤ちゃん向けのシャンプー

赤ちゃんの場合は専用のシャンプーを用意しなくても、ベビー用の石鹸で髪や頭皮まで洗えます。

ベビー用の石鹸には界面活性剤が含まれておらず、安心して使えるからです。
また、赤ちゃんはほぼミルクや母乳しか飲んでいないので、油っぽい皮脂が出ることもほとんどありません。
そのため、ベビー石鹸だけで十分汚れを落とせるでしょう。

幼児期のシャンプー

幼児期は活動量も増えて皮脂の分泌も盛んになりますが、
頭皮や髪はデリケートなので刺激の少ないものがおすすめです。

また、幼児は大人と違って脂っこいものや甘いものをたくさん食べる機会が少なく、比較的ヘルシーな食生活を送っていることなどから、皮脂の質も異なります。
そのため、皮脂の量が多いからといって洗浄力の強いシャンプーを使う必要はありません。

皮膚の健康状態や成長段階に合うものを選ぶ

大人用でも無添加のシャンプーであれば、子供でも安心して使えるという印象を抱きがちですが、必ずしも無添加が安全とは限りません。

大人にとって低刺激でも、子供にとっては刺激が強い成分が含まれている可能性があるからです。

子供のデリケートな頭皮や髪に向けてつくられた製品を選んだ方が、トラブルが起こるリスクも少なく安心して使えるでしょう。

デリケートだからこそ子供のヘアケアには注意が必要

大人よりもデリケートな髪や頭皮の持ち主だからこそ、日頃のケアでも注意したいポイントがいくつかあります。

泡で優しく洗う

子供の頭皮の汚れをしっかり落とし、髪や頭皮にできるだけダメージを与えないようにするためにも泡で優しく洗うことを心がけましょう。
活動量の増加に伴って皮脂の量も増えるので、シャンプーの泡で皮脂をしっかりと落とすことが大切です。

シャンプーの洗浄成分を頭皮に届けるためにも、シャンプーを両方のこめかみ、頭皮に分けて付けてから指の腹を使って優しく泡立てるのがおすすめ。

先にシャンプーを泡立ててしまうと、シャンプーの洗浄成分が頭皮にまで届かず、皮脂や汚れが落ちにくくなるからです。

子供の髪は細くてデリケートなので、ゴシゴシとこすらず頭皮をマッサージするように洗いましょう。

しっかりとすすぐ

シャンプーが頭皮や髪に残っていると、頭皮や髪のトラブルの原因になります。
子供の肌は敏感で肌トラブルが起こりやすいので、しっかりとすすぐことが大切です。

トリートメントは月齢に応じて適切に使う

繊細な子供の髪を守るためにトリートメントを使いたいところですが、赤ちゃんから髪の毛が生えそろう幼少期の子供の髪には不要です。
トリートメントにはシリコンが含まれており、子供の繊細な皮膚に悪影響を与える可能性があるからです。

トリートメントをしないと髪がパサついたり、絡みやすかったりするときは、シャンプーを見直すことをおすすめします。
まとまりにくい髪に仕上がるのは、洗浄力の強いシャンプーを使っている可能性が考えられます。

そこで、おすすめしたいのが、アミノ酸系の洗浄成分が使われているノンシリコンシャンプー。
髪の毛や頭皮と同じ成分であるアミノ酸系の洗浄成分で頭皮や髪を洗うので、頭皮や髪への負担が少ないのです。
さらに、頭皮や髪に栄養を与えながら、汚れを落としてくれます。

幼少期以降は、トリートメントが直接頭皮につかにように気を付けること、シリコンが残らないようにしっかりと洗い流すことに注意すればトリートメントを使ってもOKです。

ドライヤーを使ってしっかり乾かす

シャンプー後の髪は外部刺激に弱いので、できるだけ早くドライヤーで乾かすことが大切です。
ただし、乾かしすぎると髪がパサつくので、タオルドライでしっかりと水分を取ってから温風を使って乾かします。
熱によるダメージが気になるときは、温風と冷風を交互に使う、仕上げに冷風を使うなどして、傷みを抑えながらしっかり髪を乾かすようにしましょう。

シャンプーは1日1回まで

汗をたくさんかく時期でも、シャンプーは1日1回にとどめましょう。
必要以上にシャンプーで髪や頭皮を洗うと、頭皮が乾燥してバリア機能が低下するからです。
汗が気になるときは、シャワーで頭皮や髪を洗い流すだけでも十分にかゆみや汗も対策ができます。

デリケートな子供の髪や頭皮をすこやかに保つヘアケアを

子供の髪や頭皮は皮脂の質や量、細さなど大人と異なる特徴がありとても繊細です。
そのため、大人と同じシャンプーを使うことで、頭皮トラブルが起こるリスクが高いのです。
子供のデリケートな頭皮や髪を優しく洗ってくれるシャンプーを使うこと、洗い方から乾かし方までケアのポイントを理解し、子供の髪をすこやかに保ちましょう。

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