食事による改革を推奨する政治家・西村修とは

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政治から日本の食を変えるために尽力している文京区議の西村修さんをご存知でしょうか。
プロレスラーとして活躍していたときにガンを患い、食生活を中心とした療法でガンを克服した経験から、食の重要性に気付き行政から食生活を変えるために政治家を志し、現在も文京区議、プロレスラーとしても活動しています。
西村修さんのプロフィールや活動について詳しく紹介します。

目次

西村修の略歴(プロフィール)

西村 修(にしむら おさむ)

1971年9月23日生。東京都文京区出身の日本の政治家、プロレスラー。
文京区で無所属の区会議員としてだけでなく、食育指導者や現役プロレスラーとしても活躍中。
国民を未病に防ぐためにも食の改善こそが重要であることを政治指針とし、学校給食の完全和食化と牛乳廃止を強く訴えている。
少年野球やのコンディショニングコーチやキッズトレーニングにも力を入れている。

西村修のプロレス時代

錦城学園在学中に、新日本プロレス学校に入学し、卒業後の1990年4月に新日本プロレス入門。
1991年4月21日、沖縄県糸満市西崎総合体育館にてデビューし、現在に至るまで多くの試合に出場。
2006年には新日本プロレスを退団し、翌年2007年に全日本プロレスに移籍します。
2011年2月には政治家に転身するために全日本プロレスを退団し、その後はフリーのプロレスラーとしてリングに立ち続けています。

ガンを患い食事でガンを克服する

プロレスラーから政治家を志した理由は、自身のガン経験によるものです。
西村さんが27歳のとき(1998年9月)後腹膜腫瘍と診断されます。
それまで高熱やしこりといった自覚症状はあったものの、練習や試合に出るためにそのまま放置。
しこりが巨大化していたことから診察を受けることを決心し、診断の結果手術をすすめられます。
手術で腫瘍を取り除いても、副作用の強い抗がん剤や放射線治療が続き、身体が資本であるプロレスラーにとって過酷な状況に陥ります。
そのとき、適切な食事と身体を鍛えることで、病気に立ち向かう強い身体をつくる東洋医学に出会います。
リング復帰という目標を掲げて東洋医学での治療を選択します。
世界各国において鍼治療、気功、ヨガ、漢方薬、食事療法を試し、これまでの肉を中心とした食事から、米や穀物を中心とした日本の伝統食に変えるなど徹底して食生活を改善しました。

「子供の頃から夢だったプロレスラーを簡単にあきらめることはできない」
しかし、いつ体調が戻るか分からない状態、再発の危険と背中合わせの日々の中、精神面での落ち込みがひどくなりました。
しかし、プロレスラーとして復帰したいという揺るぎない信念が、西村さんを精神修行へと突き動かします。

そして、ガン告知から2年後の2000年6月、1年8カ月ぶりにプロレスへの復帰を果たします。
同時に、ガンを患い克服した体験をもとに食育活動を展開。
次第に病気にならない心と身体を持つ子供を育成するには、給食の改善が不可欠と考えるようになり、政治家を志します。

自身の経験を活かすため区議会委員となり食育の改善に尽力

ガン克服後、食の改善を目的としたフリースクールを展開し、病んだ青年の受け入れを始めます。
そのスクールで出会ったある青年は、仕事への意欲減退と昔あったいじめのフラッシュバックによる影響で、大量の薬がやめられませんでした。
薬をやめさせて食事を自然なものへと変えることにより、気分の落ち込みが大きく改善。
このような食事指導を続け、約20名の子供を更生させた経験から、身体と精神を健全にするのは食であることを強く確信します。
学校で健康と食に関する講演を行うようになるものの、家に帰れば好きなものを食べてしまうことから期待するほどの成果は上がりません。
そこで、子供の食生活の1/4を占める給食を変えることを思い立ちます。
給食を変えるには行政を変える必要を実感し、政治家になることを決意します。

2010年に夏の参議院選への出馬を表明するも、残念ながら落選。翌年2011年に実施された文京区議会選挙に立候補を表明し、初当選を果たします。
しかし、実際に区議会に参加してみると、食に関する問題意識が全くないことが判明し愕然としました。
日本の未来を託す子供たちの食生活に何を提供するかということは物凄く重要なのに、食事に関する問題意識は微塵も感じられなかったからです。
身体と精神を健全とする重要な食事という考えはなく、給食において、子供達が美味しく、楽しく、残さないことが優先されていました。
子供のいじめや学力低下、キレやすいといった問題を食から改善しようと議員当選後から現在に至るまで根気よくアプローチし続けています。

学校給食に求めるもの

西村さんは学校給食の改善策として以下の3つを提言しています。

  1. 給食の完全米飯化

完全米飯給食を取り入れている長野県上田市の真田中学を視察。
完全米飯給食を取り入れてから、非行問題、アレルギー問題を解決したとのこと。
さらに学力アップにもつながったことから、文京区でも米飯給食を週に2~3回から、週5に変えることを訴えています。

  1. 牛乳選択制の導入

近年身体に良くないと言われる牛乳。
実際に多くの専門家が、日本人の身体には特に合わず、成人病のリスクがあることを指摘しています。
牛乳は、本来牛の赤ちゃんが飲むもの。
子牛のために作られたものなので、人に合わなくて当然なのです。
しかし、牛乳は栄養面で不可欠という認識が浸透しているのが現状。
子供達の成人病予備軍防止対策にもなると考え、活動しています。

  1. 地元からの食材調達

流通の利便性、利益優先で農薬や遺伝子組み換え、輸入食材に頼っている業者からの調達をやめ、生産から調達までが把握できる地域商店からの購入に切り替えることを推奨しています。

日本人の食生活が欧米化した影響により、国民の多くが成人病にかかり医療費が増大しました。
家庭での食事が崩壊しつつあるからこそ、給食の重要性が高まっています。
今後も食こそが子供たちを救うという確信のもとで、給食改善の闘いを続ける活動をしています。

西村修先生よりコメントいただいております。
プロレスラーであり、文京区議会議員の西村修です。
食を正すとは、けして高価なものを食べよと言うことではなく 化学的に作られたものを排除して、自然なものを食べましょうというもの。さらに一段階上にゆくなら、季節に採れるもの、 その土地で採れたもの、伝統的な食べ方です。
私は、まさに身土不二という言葉に、助けられました。 正しいものを取っていれば人間は、自然界の動物のように 本来病気をしないで、寿命をまっとうできるという考え方です。
さらに、今はコロナ禍。 薬だけに頼るのではなく、もっと人間の持つ免疫力にもっと 照準を当ててみましょう。
私も皆さんの味方となり全力で応援いたします。

▼オフィシャルHP
http://www.nishimura-osamu.net/

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