
丁寧にドライヤーやアイロンをしても、前髪が割れてしまうときがありますよね。
クセで割れてしまうのかそれともほかに原因があるのか、わからないことが多いのではないでしょうか。
今回は、前髪が割れてしまう原因やどうしたら前髪が割れずにスタイリングができるようになるのか、詳しく解説していきます。
思い通りの前髪にならない原因

前髪が割れてしまう原因は一つだけではありません。どのようなことが原因で割れてしまうのでしょうか。
湿気
前髪が割れてしまう原因のひとつに揚げられるのが「湿気」です
通常は髪内部の水分量は均一なのですが、湿気により水分バランスが乱れることでうねりなどの髪の毛のトラブルが起こります。
水分バランスが乱れている髪の毛というのは、「水分が多いところ」「水分が少ないところ」がそれぞれ発生しており均等ではありません。
髪の毛は空気中にある水分を吸収してしまうため、湿度が高い日や雨の日などはさらに均一さに欠け膨張します。
そのため、うねりや広がりといった状態が起こりやすくなり、これが前髪の割れにつながるのです。
ダメージ

髪の毛のダメージも前髪の割れにつながります。
たとえば、ヘアアイロンを高温で使用したり縮毛矯正やパーマなどの施術を繰り返すことで、髪の毛がダメージを受け髪がチリチリ(ビビリ毛)になってしまうことがあります。
ビビリ毛までのダメージは見られなくても、これらを繰り返すことで髪の毛は少なからずダメージを受けています。
そのため、前髪が思い通りにまとまらず割れてしまうことがあるのです。
くせ毛
髪の毛にもともとクセがある方や生え癖がある方、
前髪の分け目がずっと変わらない方は、
思い通りの前髪が作れないことが多いです。
アイロンなどでまっすぐにしても、汗や湿気でクセが出てしまいます。
前髪の分け目を長い間同じにしていると、クセがなくてもそこから自然と髪が分かれてしまうため、気付いたら割れていたということも少なくありません。
思い通りの前髪にするために!見直したいヘアケア習慣

割れないよう丁寧にスタイリングした前髪を長持ちさせるためには、湿気やダメージ、ダメージが原因のクセ毛に負けない強くしなやかな髪を育てることが大切です。
では、強い髪の毛を育てるためにはどのようなことに注目すればいいのでしょうか。
シャンプーは質の良いものを使う

質の良いシャンプーは、強くしなやかな髪の毛を作ります。
シャンプーにも色々な成分が配合されていますが、中でも注目したいのが「ヒアルロン酸」です。
ヒアルロン酸は保水力に優れており、お肌だけではなく髪の毛にも必要不可欠な成分です。
また髪の毛と同じ成分のアミノ酸は、洗いながら髪と頭皮に栄養を与えてくれます。
市販のシャンプーにもアミノ酸やヒアルロン酸を配合したシャンプーが販売されていますが、成分の量や質が同じわけではありません。
配合されているアミノ酸やヒアルロン酸の量が多いことに加え、質の良いものを使っているシャンプーをぜひ使ってみてください
水分と潤いが満たされた状態の髪の毛はとても強くしなやか。
割れやすい前髪が割れにくくなります。
洗い流さないトリートメントでさらに潤いをチャージ

シャンプーで補った栄養や水分を閉じ込め、さらに潤いを与えることができる「洗い流さないトリートメント」を普段のお手入れにプラスしましょう。
洗い流さないトリートメントは栄養や潤いを与え閉じ込めるだけではなく、髪のキューティクルを整えたりキュッと引き締める効果があるものを使ってください。
またドライヤーやアイロンの熱、紫外線などのダメージからも髪の毛を守ってくれます。
まだ使っていないという方は、ぜひ普段のお手入れの中に洗い流さないトリートメントをプラスすることをオススメします!


思い通りの前髪になるためのスタイリング方法

シャンプーや洗い流さないトリートメントで潤いと水分をしっかり補給できたら、あとはスタイリングの方法を見直してみましょう。
正しい方法でスタイリングができるようになれば、前髪の割れを抑えられます。
ドライヤーを使うときの注目ポイント!

まずドライヤーを使って髪の毛を乾かすときは、前髪を引っ張りながらドライヤーを当て乾かしましょう。
前髪だけではなく、髪の毛全体のクセやうねりをまっすぐにしたい場合も髪の毛を引っ張りながら乾かします。
また、ブラシを使って髪の毛を伸ばしながらドライヤーをかけるのも◎。
手で引っ張るよりもブラシを使った方が髪の毛がまっすぐになります。
天然毛100%のロールブラシなら、毛が密集しているのでしっかり髪の毛をとらえることができます。
さらに適度な油分を含んでいるため、髪の毛にツヤも出る嬉しい効果も!

ヘアアイロンの効果的な使い方
ヘアアイロンを使ってスタイリングをする時は
・140℃~160℃
・髪の毛が乾いた状態で使う
・何度も同じところに当てない
・ダメージを予防できるアイテムを使う
ヘアアイロンは使い方を間違えると、髪のダメージにつながってしまいます。
上の4つのポイントを押さえてヘアアイロンを使用するだけで、ダメージを軽減することができます。

スタイリング剤の付け方

スタイリング剤は、髪の毛の表面につけるのではなく内側を中心に付けるのがポイント。
表面の髪の毛の一段内側に、上から下へなでるようにスタイリング剤を付けると髪の広がりやうねりが抑えられます。
一通りつけ終わったあと、残っているスタイリング剤を髪表面をなでるように上から下へつけます。
このとき使用するスタイリング剤は、オイルが含まれていないものがオススメです。
スタイリング剤の代わりにアウトバストリートメントを使うのもいいですね!
アウトバストリートメントなら、髪の広がりを抑え外からのダメージからも保護してくれるなどいろいろな効果があります。
ちょっとしたポイントをおさえるだけで前髪の割れは予防できる!

スタイリングした前髪を長持ちさせるには、普段のお手入れがカギを握っていることがお分かり頂けたのではないでしょうか。
何となくいつも同じ流れでスタイリングをしている方も多いと思いますが、ご紹介したポイントやコツをおさえて今日からスタイリングをしてみてください。
きっと前髪の割れが気にならなくなるほど、スタイリングが長持ちするはずです!