秋に近づくにつれ、「髪のパサつきが気になる」「絡まりやすくなった」といった悩みが増えてきます。
実はそれ、夏の紫外線ダメージが残っている可能性があります。
夏に受けたダメージが表面化してくるのが、秋頃なのです。
ダメージを引きずる秋の髪の悩みは、どのようにケアすれば良いのでしょうか。
今回は、秋に増える髪と頭皮のトラブルとその原因、ダメージを受けた秋の繊細な髪への正しいアフターケアの方法について解説します。

秋になるとダメージケアに力を入れたほうが良い!?

秋になり髪のダメージが気になってしまうのは、夏の紫外線ダメージが残っているからかもしれません。
紫外線はエイジングケアをおこなう上で、大敵とされています。
お肌だけではなく、髪や頭皮の老化トラブルにもつながります。
どのようなトラブルが起こるのか、髪と頭皮に分け詳しく説明します。

夏の紫外線ダメージが原因!?秋の髪トラブル

紫外線ダメージを受けた髪はキューティクルが乱れ、髪内部の潤いを保つことができません。
そのため、切れ毛や枝毛、パサつきの原因になります。
秋になると、パサつきや枝毛などによる髪の絡まりなどのトラブルを特に感じるという方は、夏の紫外線ダメージが残っている可能性を疑ってみてください。
紫外線が頭皮に与えるトラブル

紫外線が影響を与えるのは髪だけではありません。
頭皮にも大きな影響を与えます。
秋になると起こりやすい抜け毛や、頭皮の赤みや乾燥などの頭皮トラブルも夏の紫外線が原因です。
また、あまり知られていませんが、紫外線は白髪悩みの原因とも言われています。
紫外線は髪を作る毛母細胞と黒い色素を作るメラノサイトを傷つけます。
その結果、色素を正常に作ることができず白髪につながります。

髪と頭皮のアフターケア!シャンプーにこだわる

紫外線のダメージを受けた髪と頭皮は乾燥していて、とてもデリケートな状態であるため、秋になると髪や頭皮に多くのトラブルが出てきます。
紫外線ダメージを受けても、アフターケアをしっかりすることで、トラブルを最小限に抑えることができます!
傷みが気になる秋のヘアケアで、特にこだわってほしいのは、髪と頭皮の健康に欠かせない『シャンプー』です。
下の3つのポイントを押さえたうえで普段使っているシャンプーを見直すことで、健やかな髪と頭皮に導きます。
・適度な洗浄力で潤いを保ちつつ汚れをしっかりと落とすことができる
・髪と頭皮に優しく、栄養を与えることができるアミノ酸が主成分のもの
・潤いをキープすることができるヒアルロン酸などの保湿成分が配合されている


これら3つのポイントは、デリケートな髪と頭皮を労わり健康にするためには必須。
髪と頭皮を洗いながら栄養を与えるシャンプーを使うと、ダメージの進行を防ぐことができます。

秋の髪と頭皮ケアに!より効果的なアフターケア方法
夏の紫外線ダメージが原因で出てくる秋の髪と頭皮の悩み。
基本となるシャンプーケアにプラスしておこなうと、より効果が出るアフターケア方法をご紹介します。
髪と頭皮をケアできる!シャンプーの仕方
デリケートな秋の髪こそ、普段のシャンプー仕方を見直すことが大切。良いシャンプーを使っていても、間違った使い方をすると髪を傷めてしまったり、シャンプーの効果が十分に発揮できないことも。髪を傷めないより効果的なシャンプーの仕方をお伝えします。
・シャンプー前のブラッシング
シャンプー前に丁寧なブラッシングを行うと、シャンプー時の髪の絡まりなどのトラブルを防いでくれます。先から順に頭頂部に向かって優しくブラッシングをしましょう。
・十分な予洗い
シャンプー前に、髪をシャワーで濡らしてすすぐ行為を予洗いといいます。
予洗いを十分にすると髪に水分をたっぷり含ませることができ、シャンプー時に発生する摩擦ダメージを軽減することができます。
摩擦は髪にとって大敵。摩擦が起きないように髪の間に指を入れ、しっかり頭皮から予洗いを行いましょう。シャワーの温度は人肌より少し熱い38度がベストです。
・シャンプーは直接頭皮につけ、頭皮で指の腹を使って泡立てる
シャンプーを手のひらで泡立てて使っていませんか?実はそれは間違いです。
シャンプーは、直接頭皮につけ指の腹を使って泡立てます。
頭皮をマッサージするように優しく泡立て、泡で髪を包み込むように洗いましょう。
栄養を与えることができるシャンプーなら、泡がついている状態で目の粗いコームを使って髪をとかし、泡パックをするのもおすすめ。
泡パックをすることで栄養分が頭皮と髪全体に行き渡り、潤いを与えてくれます。

お風呂上りの髪に注意!アウトバスケア

お風呂上りの髪のケアは、より丁寧に行いましょう。
濡れた髪は、キューティクルが開いていてとても繊細。
秋に髪のダメージを感じているという方は特に、ポイントをしっかり押さえて、アウトバスケアをおこないましょう。
・タオルドライ
髪の大敵である摩擦に気を付けながら、タオルで優しく髪を挟むようにしてタオルドライをしてください。
・アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)を使う
ドライヤーの熱や乾燥、摩擦から髪を保護するためにアウトバストリートメントを使うとダメージを軽減できます。
オイルは髪に余計な熱ダメージを高めてしまうことがあるので、オイル成分が入っていないものを選ぶのがポイント。
・ドライヤーで乾かす
自然乾燥は髪や頭皮にとって大きな負担となります。
紫外線ダメージのある秋の髪は繊細な上に、濡れると髪は傷つきやすいです。
さらに髪が傷つかないように、ドライヤーで髪を乾かしましょう。
ドライヤーによる熱ダメージが気になるという方は、温風冷風を交互に使ったりするなどの工夫をしましょう。
この3点に注意しながら、アウトバスケアで秋のダメージが残る髪をしっかりと労わってみてください。




秋も紫外線対策が必須
一年の中で最も紫外線が強いのは夏ですが、秋もまだまだ紫外線がたくさん降り注ぐ季節です。
夏に受けた紫外線のダメージケアをしていても、秋の紫外線対策ができていなければダメージは深刻になるばかり。
夏に引き続き、外出の際に日差しがあるときは、日傘や帽子などを使ってしっかり紫外線対策をしましょう。

夏に受けたダメージが気になる髪は秋にしっかりケアしよう!

夏に受けたダメージを放っておくと、秋から冬にかけて髪が乾燥し、さらに髪の傷みが酷くなります。
紫外線によるダメージが残る秋の髪こそ、しっかりアフターケアすると、トラブルを軽減することができます。
秋は特にヘアケアに力を入れることが大切です。
