小麦を抜くと体調がよくなるって本当?グルテンフリーについて詳しく解説

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パンや麺類、お菓子まで幅広い食品に使われている小麦。
私たちの身の回りにあるさまざまな食品の原料となっていることから、意識せず大量に食べていることもあるでしょう。
近頃、小麦を抜くことで体調が良くなるという理由で、グルテンフリーが注目されています。
小麦を使った食品をほぼ毎日食べている、小麦を使った食品が好物という人も多いため、小麦を抜くのは簡単ではないでしょう。
今回は、小麦を抜くことで体調に与える影響やグルテンフリーの方法について詳しく解説します。

目次

なぜグルテンフリーが注目されている?

食意識の高い人から支持されるグルテンフリー
最近ではスーパーなどでも「小麦粉不使用」などのグルテンフリー商品を見かける機会が多くなりました。
グルテンフリーが注目される理由は、小麦粉が身体に与える影響に関係しています。
ここでは、小麦が身体に与える可能性が高い影響について詳しく解説します。

小麦の主成分グルテンによる影響

小麦の主成分はグルテンです。
このグルテンが消化しづらいという特性を持っていることから、身体に悪影響を及ぼすと言われています。
グルテンが身体に与える影響について解説します。

アレルギーリスクを高める

グルテンのような体内で消化しづらい成分に対して、体は抗体をつくりだします。
抗体ができることで、小麦アレルギーを引き起こす原因となる可能性があるのです。
パンや麺類など、日常的に小麦製品を大量に食べていると、それだけアレルギーを引き起こすリスクも高くなってしまいます。

抗体が臓器を攻撃する可能性

小麦の主成分であるグルテンと私たちの各種臓器のアミノ酸配列がよく似ています。
体内にある抗体は、アミノ酸配列だけを見て身体にとって良いものか悪いものかを判断しています。
そのため、グルテンを取り入れることでつくられた抗体が、私たちの体内で重要な働きをしている臓器を攻撃してしまうリスクが高まるのです。

グルテンの影響によって起こり得る不調

毎日小麦を食べ続けることにより、体内のあらゆる部分で炎症が起こるといわれています。
その炎症を鎮めるために副腎からコルチゾールと呼ばれるホルモンが分泌されます。
ところが、コルチゾールの大量分泌によって免疫、中枢神経、代謝など身体のさまざまな機能に影響を与えてしまい、不調を感じやすくなるのです。

さらに、小腸が炎症を起こすことで食事からの栄養を吸収しづらくなり、代謝の低下や肌荒れといったトラブルが出やすくなります。

グルテンが原因で起こる不調には、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
グルテンによる影響が考えられる不調について、以下に紹介します。

倦怠感

やる気が出ない、集中力が続かないのはグルテンが原因かもしれません。
グルテンを過剰に摂取すると、慢性的な疲労などさまざまな不調を引き起こします。

イライラ

ちょっとしたことでイライラするのもグルテンが関係している可能性があります。
グルテンに含まれているグリアドフィンと呼ばれる物質が、脳を興奮させるからだと言われています。

むくみや凝り

グルテンの影響により腸内環境が乱れてしまうことで、むくみや凝り症状が起こりやすくなります。
さらに、寝付き寝起きの悪さにも関係していると言われています。

お腹の不調

グルテンを過剰摂取すると免疫反応が強く働き、栄養の吸収がうまくいかずに下痢や腹痛と引き起こす原因となります。
また、グルテンには食欲を増進させる物質が含まれているため、太りやすくなるというデメリットもあります。

肌荒れや生理不順

腸内環境を乱す原因となるグルテンは、肌荒れや生理不順の原因になることもあります。

他にも、グルテンは下記のようなさまざまな病気や不調を引き起こす原因だと言われています。

・糖尿病
・高血圧
・慢性疲労
・睡眠障害
・更年期障害
・アレルギー
・うつ病
・ADHD

これだけ多くの不調がグルテンによって引き起こされている可能性が考えられます。
もし、現在体調不良を抱えているのであれば、小麦を控えることで体調が良くなる可能性もあるでしょう。

不調の原因となり得る小麦を控えるグルテンフリーの始め方

私たちの身体は日頃食べているものからつくられています。
だからこそ、できるだけ身体に良いものを選んで食べることが健康でいることにつながります。
さまざまな不調の原因である小麦を抜く、グルテンフリーについて解説します。

まずは3週間小麦を控える

まずは期間を決めて小麦をとらないようにしましょう。

毎日のように小麦を食べていた生活から、小麦を全くとらない生活にシフトするのは簡単ではありません。
また、小麦製品が好きな人にとって、小麦を食べないのは相当なストレスになるでしょう。

期間を決めて実践するのは、体調の変化を実感してもらうこと、小麦を食べたい欲求を抑えるためです。
小麦は中毒性が高いため、食べるのをやめるのは相当な負担です。
その中毒症状が抜けるのが3週間と言われているため、その期間我慢できれば小麦を食べたいという強い欲求が起こりにくくなる可能性が高いのです。

和食中心の生活にする

洋食にするとパンやパスタといった小麦製品をとる機会が増えてしまうため、和食中心の生活にすることをおすすめします。

どうしてもパンが食べたくなったときは、小麦ではなく米粉を主原料にしたパンを食べることをおすすめします。

グルテンフリー生活を長続きするためのコツ

今まで当たり前のように食べていた小麦を食べないようにするグルテンフリー生活を、継続するためのコツを紹介します。

完璧を目指さないこと

私たちの身の回りには、カレーやシチュー、餃子のような小麦が使われている食品が想像以上にたくさんあります。
そのため、完全に小麦を排除しようとすると、食べるものがかなり限られてしまうでしょう。
そこで、少量の小麦は神経質にならず、パンや麺類といった主食を抜くことを優先し徹底しすぎないことです。

好きなものは代用品を使う

パン、パスタが大好物の人にとって、グルテンフリーのためにそれらを控えるのは相当なストレスになるはずです。
どうしても小麦製品が食べたくなったときは、無理せず代用品を使うことです。
米粉や大豆を使ったパンやグルテンフリーのパスタなど、小麦を使っていない製品で代用しましょう。

体調の変化を記録する

グルテンフリー生活のモチベーションを上げるためにも、体調の変化を記録してみましょう。
体調が良くなってくることを実感できれば、グルテンフリー生活を頑張って続けてみようという原動力になるはずです。

ときにはご褒美も必要

小麦の中毒症状が抜ける3週間が経過したら、ときどきは小麦を食べる日をつくっても問題ありません。
平日だけは小麦を抜いて、休日は好きなものを食べるといったように、ストレスをできるだけためずにグルテンフリー生活を続けられるようにしましょう。

グルテンフリー生活をスタートしよう。

小麦の主成分であるグルテンは、消化しづらく体内でさまざまな不調を引き起こす原因となると言われています。
小麦が身体に与える影響は想像以上に大きく、現在抱えている不調や病気も小麦が原因である可能性があります。

私たちは日常的に小麦を食べる機会も多いため、気が付かないうちに大量の小麦を摂取しているかもしれません。
小麦をできるだけ控えるグルテンフリーを取り入れて、体調の変化を実感してみましょう。

癌を克服したレスラーとして、また議員として食育活動を長きにわたり従事してまいりました。
しかし、パンを推進する方はほとんどいません。
この言い方から、私がパン食文化を全否定しているように思われる方もいるでしょう。

レスラーが激しいトレーニングで、健康に気遣いながらエネルギーを補充するために必要なのは、小麦よりお米です。
どちらかと言えば、日本人に合った健康やエネルギー補充に必要な穀物はお米だと伝えたいのです。
ご飯以上に体をリカバリーさせ、元気が出せる食物はないです。
我々レスラーは、米に始まり米に終わると言っても過言でないほど、米によって体を作ります。
お米は体作りだけではなく、疲労を回復させ元気にし、怪我の回復も驚くほど早めます。
練習後にみんなで大鍋を囲むちゃんこでは、みんなラーメンのどんぶりで大盛り3杯、多い人だと5杯、6杯平らげます。
ご飯を食べたときとパンを食べた時で比べてみたら、すぐにわかると思います。
信じられないと思った人は、ぜひ実践あれ!

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